先生、そのやり方だとカウンセリング力は上がらないと思います
先生からスタッフさんのカウンセリング力を上げたいというお話を結構いただくことがありますが、大概、先生がご自身のクリニックで評価されているスタッフさんは属人的スキルの高い方で、他のスタッフさんにもその属人的スキルの高い方のようになって欲しいと思われています。
さらには属人的スキルの高い方を外部から採用されようとすらします。
しかし、その方向性でいくとあまりうまくいかないことの方が多いと思います。
なぜならいくら教えてもなかなか属人的スキルのようなものは真似できないですし、その能力を身に付けるまでにかなりの時間がかかってしまうからです。
また、属人的スキルの高い外部の方の採用も一時的には良いかもしれませんが、結局、クリニックを荒らされるだけ荒らされ終わることが多いと思います。
目指すのはスタッフさんの属人的スキルをレベルアップさせることではなく、どんなスタッフさんでも契約の取れる自院らしいカウンセリングの型をつくり、教え、実践していただくことです。
私のほとんどのクライアントの医院さんでは、新人さんでも1ヶ月もあれば普通に契約が取れる状態までもっていかれていますが、それはスタッフさんの属人的スキルを上げようとされているからではなく、どんなスタッフさんでも短期間で契約の取れる、そのクリニックらしいカウンセリングの型をつくり、教え、実践してもらっているからです。
このような考え方に先生にもスタッフさんにも共感していただけ、実践していただけるクリニックさんは契約率が短期間で飛躍的に上がりますが、中には先生にご納得いただけても、我の強いスタッフさんがいらっしゃるクリニックさんで、なかなかアドバイスを聞いていただけない場合は苦戦を強いられることもあります。
ただ、こういう場合でも属人的スキルを上げていく方向性よりは早く結果を出せるようになります。
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