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移住に向けての話 7

娘を連れての学校見学が終わったあと、じゃあ次は家探しだ、となり、自分達が求める生活ができるのはどういったところなのかを、もう一度きちんと話した。

移住する前は集合住宅に住んでいて、階下への振動を気にせねばならず、こどもたちには毎日注意をしていた。これがお互いになかなかのストレスで、遊びたい気持ちもわかるけど階下の住人に注意されるのが嫌なので子どもを注意する。という集合住宅ならでは悩みが1番だった。

これが解消されるには一軒家しかない、ということで
学区内
一軒家
という条件で探してみた。
けれどやはり、なかなか賃貸で一軒家で...という物件には出会えず。決めなきゃいけないし、見にもいってみないと気が済まない私の欲を満たすため、渋々不動産屋さんに紹介していただいた平屋だったりアパートだったりの内見に、長野イン。

紹介してもらった物件全部を見終わった後に、移住ガイドブック的なものに載っていた赤石商店にランチをしに行くと、運命的な出会いが待ち構えていた。

その日いたお客さんとランチの担当のまぜまぜさん、お役所勤めだと思っていた相談員の女性の方、みんな移住関係の人。
これは引き合わされたのだなぁという感じしかしなかった。
(しかもその中にいたご夫婦が、なんと以前住んでいた集合住宅に親戚がいるというミラクル。世間て狭い...)
そんな人たちの中で、いま自分達の悩み事である家について話してみると、ここの不動産屋さんいいよ、相談員の方が私電話して今から行ってもいいか聞いてみるよ、となって、トントンと話が進み、食事の後すぐに不動産屋さんへ。

話をしてみたら、実は2、3日前にご両親が亡くなって空き家になってどうしたらいいかと相談に来られたという方がいたらしく、学区内だし一軒家だし条件最高(そのときは)の物件情報を教えてもらった。

これはもう引き寄せたなと感じざるを得なくて、翌日内見できないかお願いしたところ、それは叶わずだった。そんなうまく行くわけない。

翌週なら大丈夫だということだったので、急遽1週間後にまた長野インすることに。
娘、息子、私の母と弾丸内見ツアーが決定した。