見出し画像

見えない何か。

どうも。TIGER & BUNNY1期を見返して、そういえばこんな設定だったなと完全に忘れていた僕です。

まずはお知らせから。

EN劇集団さんたばっぐ
2022スプリングプレゼント
20周年記念ダークファンタジー
「天獄と地国」
2022年5月21日(土)〜22日(日)
天神山文化プラザ
チケット 3,000円
高校生以下 1,000円

HP先行チケット販売中です。

期間は一週間だけですが、300円引きで買えるチャンスはここだけです。

また、同じく中学・高校演劇部にDMを送りました。演劇部に所属する生徒は、全員無料で招待しております。

もし「届いてないよ」という演劇部などありましたらご連絡ください。

お問い合わせメール:pocket@suntabag.com


昨夜も稽古。
一昨日通したシーンを振り返り、細かくチェック。

演出家は演技を教える先生ではない。と前のnoteにも書きましたが、稽古をやっていると、どうしても演技指導をする場面が出てきます。

普段はビールばかり飲んで、SNSで隙を見ては「ちんこ」と呟き、ミスター大雑把と知られている僕ですが、演技指導の時は細かすぎるほど伝わらない毛先まで理詰めで問い詰めます。いわゆる「なんで?」無双です。

浅い役者は台詞の表面しか掬わない。それで気持ちがわかった気でいる。
「嬉しい」って台詞を、嬉しいって感情で言うアレです。

僕が見たいのは「嬉しい演技をしている馬鹿野郎」ではなく、「嬉しい」という言葉に辿り着いたその役の人生が観たいだけです。

上の解釈を聞いて「なるほど」と思ったあなたは、役者に向いていますよ。嘘です。適当に言ってみただけです。

不思議ですよね。役者という人間は、普段から人生という舞台で、いろいろな顔や表現を駆使しながら、面白おかしく悲しく生きているというのに、いざ舞台に立つと、ロボットのようにしか動けなくなる。実生活が一ミリも反映されないなんて、そんなのおかしいし、面白くもない。

「好きだから続けている」という演劇も、実はかなり高等な技術と知識があって、成り立っているんです。それがね、見えないからいいんですよ。見せるところもありますけど、大半は見えません。それがいい。

次の稽古まで、みんなが見えない何かを掴んでくるのが楽しみだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?