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【来季は俺を見ろ!】大東文化大学・森本 修都選手 

こんにちは!すんです!
普段は首都大学野球2部を中心に各地の野球を観戦させていただいています!
今回は首都大学野球連盟2部の魅力をもっと多くの方に知っていただきたく
現役選手数名にお話を伺いました!
どの選手も来季の主役となるポテンシャル満載なので、興味を持った方は
是非球場へ足を運んでみてください!

1人目に紹介させていただくのは森本 修都選手(大東文化大学・新4年)。
最後にはバッティングの動画もございますので是非最後までご覧ください!!
それではまず森本選手のプロフィールをどうぞ!!

森本 修都選手は右投右打外野手です。
2年春にリーグ戦デビュー。
188cm95kg
の堂々たる体格と身体能力の高さを活かしたバッティングで徐々にリーグ戦での出場機会を増やすと3年秋には4番に定着。
.300超の打率を残して注目されているスラッガーです!
来季も自慢の打棒で結果を残し、チームの勝利に貢献すること間違いなし!

【本人インタビュー】

~NPB注目・剛球豪打の二刀流~

………小学生の頃、NPBの試合を観戦したことで野球を始め、
中学時代は滋賀県内の強豪・草津リトルシニアでプレーされた森本選手。
全国の舞台でも活躍を見せた後、滋賀県の強豪・光泉(現光泉カトリック)高校へ進学されます。
近江高校をはじめ滋賀学園高校、彦根東高校等全国に名を轟かせる強豪校も多い滋賀県。
その中で光泉高校への進学を決めたのはなぜでしょう?
森本:滋賀県内だけでなく県外からも声がかかっていたのですが、怪我が多かった点や環境が整っていた点自分が一番成長出来ると思った点から光泉カトリック高校を選びました。

………当時監督を務められていた古澤和樹さんは新しい機器の導入やSNSの積極的な活用等今までの常識にとらわれない野球部を作り上げました。
設備や環境が整い、新しい挑戦に挑む野球部は魅力的ですよね!
実際、こういった試みは光泉の選手となった森本選手から見てどのような印象だったのでしょう?
森本:選手が上手くなるためというのはもちろんのこと、周囲を巻き込んで高校野球ごと変えていこうとしている監督の姿はかっこいいなと思っていました。
良い環境で野球をさせていただいたことに感謝しています。

………そのような素晴らしい環境で成長した森本選手。
2年夏はベンチ入りし、チームの県大会準優勝に貢献。
秋からは4番を任され投げては150キロ、打っては本塁打量産と投打の核となり、NPBからも注目されるようになりました。
2002年以来の甲子園出場も期待される中でしたが、
その年コロナウイルスの流行により春季大会、夏季大会が中止に。
甲子園出場も叶わぬ夢となってしまいました。
しかし、その年甲子園で行われた合同練習会でホームランを放つ等アピールに成功します。
憧れの甲子園でプレーされた感想はいかがでしたか?
森本: 初めて甲子園のグラウンドに入ったので、興奮しすぎて楽しかったということくらいしか正直覚えていません(笑)

………やはり特別な舞台でのプレーは興奮しますよね!!
合同練習会でのアピールにも成功し、目標のNPB入りへ満を持してプロ志望届を提出。
しかし残念ながら指名はありませんでした。
とても悔しい思いをされたと思いますがどのような思い、そしてどのように前を向いたのでしょう。
森本:悔しさはありましたが、高校生という伸び代と体格で注目されて少し良い気になっていた所を現実に戻されたような感情でした。
切り替えるということについてですが、大切なことは継続することなので、夢を叶えるまで頑張るだけと思って積み重ねていこうと思っていました。

………自分を見つめなおし、夢に向かって努力を継続するだけ。
言葉にするのは簡単ですが、実際に行うのは難しいこと。
それだけに森本選手の意識の高さがうかがえます。
2年夏の県大会準優勝、コロナによる大会中止からの独自大会の開催と多くの試合を経験されたと思いますが、最も印象に残っている試合はどの試合でしょうか?
森本2年夏の地方大会準決勝です!
ドラマみたいなサヨナラは忘れられません!

………延長11回に2点を奪われ、万事休すかと思われたその裏に3点を取っての劇的サヨナラ勝ち!!
まさに全員の諦めない気持ちが生んだ勝利でした!
劇的な試合の他にも各地の注目選手が集まっての合同練習会への参加もあり、まさに波乱の高校野球人生を経験されましたが、そのようや高校生活の中で学んだことで今に活きていることは何でしょう?
森本:高校ではプロが届きそうなところまでは右往左往しながらも辿り着けました。
ただ、高校時代に様々なことを経験したからこそ、野球に対する取り組み方や、頭を使って考えて野球に取り組むことの本質が今になって理解出来ました。

………今に繋がる森本選手の基礎が確立された時間なんですね!


~NPBへの再挑戦〜

………それでは大学の話へ移ります!
高校時代は注目されながらもドラフトでは悔しい指名漏れ
4年後のリベンジのため、首都大学野球連盟2部所属の大東文化大学へ進学されました。
中日で活躍された川井進(雄大)選手をはじめNPBドラフト指名4名、1部優勝経験もあるレベルの高いチームですが、なぜ大東文化大学へ進んだのでしょうか?
森本:プロのスカウトさんが関東の方が多く、関東で野球をやってみたいと思ったのが一番の理由です。
また、ほとんどの大学がドラフト待ちをしてくれなかった中、大東文化大学だけが待ってくれたからです。

………スカウトへのアピール機会を増やすために関東でのプレーを目指したのですね!
ドラフトの結果を待ってくれた大東文化大学の熱意もあった!
関西から関東へ、高校から大学へと生活環境の変化も大きかったと思いますが、実際に入部してからギャップや苦労された点はなかったのでしょうか?
森本大学野球のレベルが思っていたよりも高いことに一番驚きました。
また、言葉のイントネーション初めての寮生活で、慣れるまでは野球以外に体力を使っていましたが、慣れてからは楽しいです。

………野球以外にも気を遣うことが多いとなかなか集中できませんね。
しかし、環境に適応すると楽しめるように!!
大東文化大学硬式野球部のここが良いという点はどこでしょう?
森本: 良い意味でも悪い意味でも強制されずに自由なので、成長の限界値がない点だと思います。
頭を使ってやればやるほど上手くなるし、やらなければ下手になります。

………ここで高校時代に学んだ「野球に対する取り組み方や、頭を使って考えて野球に取り組むこと」が活きてくるんですね!!
頭を使うとは具体的にはどういうことなのでしょうか?
森本:ただ一生懸命やるだけではなく、毎日何かテーマを持って練習に取り組み、必ずその振り返りをするということ。
その取り組みに正しい一貫性や継続性が加われば上達できるということです。

………高い目標を持ち、ストイックに努力を続ける森本選手だからこそ
やり方次第でどこまででも伸びるこの環境での成長がありそうです!
高校時代から成長したと感じる点はどこでしょうか?
森本:野球の実力も伸びていますが、一番は野球に対する取り組み方
人生で一番と言っていいくらい苦しんだからこそ、根本から変わることができました。

………苦しい時とは?
森本:2年夏から3年春までホームランどころかヒットすら出ないくらいの大スランプに陥りました。

………努力に対して結果が出ないと心が折れそうになります…。
しかし、その苦しみの中で諦めなかった成果が今秋出た!!
4番に定着し3割を超える打率を記録する等リーグを代表する打者へ大きく飛躍を見せました。
今春までと変わったことはあるのでしょうか?
森本:常に試行錯誤しながらやってきてはいたのですが、このままじゃプロ野球選手どころか野球を続けられるかどうかも分からないというくらいの焦りが出てきました。
今振り返ってみると、気持ちの面でやるしかないという覚悟良い意味での割り切りができたのが一番大きかったなと思います。

………どんな時でも考えて考えて考え抜いてきた野球への取り組み方と気持ちの合致。
それが活躍に繋がったのですね!

~森本選手自身を深掘り~

………それでは森本選手ご自身についてもう少しお聞きしたいと思います。
高校時代は強打者だけでなく150キロ右腕としても名が知られていた森本選手。二刀流は小学生の頃からされていたのでしょうか?
森本:はい。小学生のころは捕手、遊撃手、投手をしていました。
シニアでは投手、外野手でした。

………ずっと二刀流
シニアからは今と同じポジションでプレーされているのですね!
しかし大学では野手に専念されています。
二刀流の継続も考えたことはあったのでしょうか。
森本:あります。

……そんな中で野手に専念された理由は?
森本:一番大きな理由は、ピッチングよりもバッティングの方が好きだからです。
また、高校時代のプロスカウトの評価や周りの評価を聞くと、圧倒的に野手の方が評価が高いので、野手を選択しました。

………NPB入りへ評価の高い野手へ専念
好きなバッティングだからこそ頑張る気持ちも湧きそうです!
ご自身のアピールポイントでも体格を生かしたバッティングとありますが
さらに上を目指すためされていることはございますか?
森本島田 貫任(かんじ)さんという方が運営している外部指導に行って、
そこでパーツ理論というものを基準にして指導していただき、
それを参考にしながら練習に取り組んでいます。
身体の得意な部分を上手く使って、野球の動きに繋げてパフォーマンスを上げていこうとしています。

………大学での練習だけでなく外部指導にも通い、技術を磨いている!
島田トレーナーの元にはNPB選手も多数通われていますし、得られるものも多そうです!
では逆にご自身の課題はどこだと思いますか?
森本速球や変化球に対する対応力です。

……… .300を超える打率を残してもまだまだ納得はできないということ。
課題を解決するためにどのような練習を行っているのでしょう?
森本:まず基本の動作を抑えつつ自分の身体に合った動きをすることで
対応できる幅を増やそうとしています。

………やはり大事なのは基本!
島田トレーナーのもとしっかり身体の動きを確認し、来季は目指せ.400!!ただそれだけ練習を積むと心配なのが怪我。
以前は怪我が多かったとお聞きしていますが怪我を防止するためにされていることはございますか?
森本:体格が大きく出力も大きいのでケアがとても大切です。
そのため、もっと身体の事について知ろうと思い、病院の先生に聞いたり読書したりして勉強中です。

………どれだけ練習を積んでも1つの怪我で崩れてしますこともある。
身体のケアをしっかりすることで練習の効率がさらに上がります!
それでは続いて長所を伸ばす、短所を克服するための練習をするうえで技術の参考にしている選手や憧れている選手はいらっしゃいますか?
森本大谷翔平選手です。
自分の野球のパフォーマンスを上げるためならどんなことよりも優先するところ、全ての時間を野球に捧げている姿に憧れています。

………やはり大谷翔平選手は憧れ!
野球のためにすべてを捧げるその姿勢は森本選手と共通していますね!
やはり理想の打者像も大谷選手のような選手なのでしょうか?
森本大谷翔平選手のような見ている人々を魅了できるバッティングとWBCで見せたチームを勝たせるバッティングができる打者になりたいです。

………WBCの大谷選手の活躍はまさに伝説!!
バッティングに加え、チームのムードを作るムードメーカー的役割にも期待したいです!
それでは最後にプレーするうえで最も意識されていることは何でしょうか?森本勝つために自分は何をすべきかを考えています。
その場でできる最高のプレーをイメージしています。

………自分が最高のプレーをすることで自分だけでなくチームの勝利に繋がる。この姿勢が来春の大東文化大の勝利を手繰り寄せます!


~番外Q&A~

Q.自分で打撃、走塁、守備を5段階評価すると?
森本打撃5 走塁4 守備4 です。
………打撃は満点!走塁、守備も4と自信あり!
今季は指名打者起用が目立ったので来季は自慢の守備につく姿にも期待大!!

Q.森本選手が今まで対戦した中でこの選手は凄いと思った選手はどなたでしょう?
森本:現ヤクルトの奥川恭伸選手です!
……星稜高校で甲子園で大活躍。ドラフト1位でヤクルトに入団された奥川選手。
高校時代に対戦されたとのことでNPBでの再戦に期待してしまいます。

Q.打席に立つ際やマウンドに上がった時緊張されますか?
森本緊張します(笑)
なぜかは分からないですが、緊張した時の方が良い結果をイメージして打席に入れているので、悪いことではないかなと思っています。
………努力をされているからこその緊張!!
ほどよいプレッシャーを力に変えています!


~これからの目標~

………最後に今後の目標をお願いします!!
森本大学卒業時にドラフト指名されNPB入りすることです!

高校時代の指名漏れから再起し、大東文化大学の主砲として努力を続ける森本選手。
パワフルなバッティングに状況に応じ相手の隙を突く走塁、さすがの強肩と見どころ満載です!!
首都大学野球連盟2部を観戦しに行く際は是非そのプレーに注目してください!!
来年、圧倒的なパフォーマンスを見せ目標のNPBへ指名されることを心よりお祈り申し上げます!

森本選手ありがとうございました!


※インタビューの内容はご本人の許可を得て掲載しています。
※当noteの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を禁じます。

↓森本選手試合動画


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