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【来季は俺を見ろ！】東京経済大学・市村 大翔選手

すん

続いて紹介させていただくのは市村 大翔選手（東京経済大学・新4年）。
是非最後までご覧ください！！
それではまず市村選手のプロフィールをどうぞ！！

市村 大翔選手は右投右打の投手です。
2年秋にリーグ戦デビュー。
3年秋までに通算14試合に登板しノビのあるストレートとキレのあるスライダーを武器に先発にリリーフにフル回転。
連投もいとわずにどんな場面でも投げ切る頼りになる右腕です！
来季は最上級生としてさらにチームの勝利に貢献すること間違いなし！

【本人インタビュー】

～努力でつかんだメンバー入り～

………小学生の頃、友人に誘われたことで野球人生をスタートし、
中学時代は強豪・板橋リトルシニアでプレーされた市村選手。
シニア時代は東東京選抜に選出される等の活躍を見せました。
この代表経験は高校入学前の市村選手にとってどのようなものでしたか？
市村：台湾で一週間ほど大会に参加したのですが、違うチームの指導者の方や選手と共に他国の選手を相手に試合をしたことで自分の実力を知ることができ良い経験になりました！

………自分の視野を広げる経験をこの年代で経験できたのは凄く大きい！！
そのようにシニアで大活躍をみせた後、茨城の雄・常総学院高校へ進学されます。
常総学院は甲子園通算42勝、優勝2回 準優勝2回を誇る超名門。
地元を離れ名門へ進学された理由はなぜでしょう？
市村：甲子園優勝実績のある高校で自分を試したいという想いがあった中で縁があり進学させていただきました。

………やはり甲子園優勝の実績は野球少年には憧れ！！
甲子園出場を目指し1人で茨城県へ挑戦された市村選手ですが苦労された点はありましたか？
市村：寮生活を送る中でどれだけ練習をした後でも洗濯だったり身の回りのことを全て自分でやらなければならないという点に最初は苦労しました。
親のありがたみが本当にわかりました。

………授業や練習を終えた後にすべてやらなければならないのはキツい…。
親のありがたみがわかったという言葉もうなずけます。
こうして常総学院へ入学後されましたが順調なことだらけとはいかなかったそうで。
野球人生でもトップクラスにキツい経験をされたとお聞きしました。
市村：高校に入って最初の練習です。何もかもハイレベルで驚きました。
先輩だけでなく同期も本当に同い年なのかというようなプレーをしていて、正直入る高校を間違えたと思いました。

………名門だけあって集まってくるのは猛者ばかり。
しかし猛者ばかりの中で諦めずに努力を続けた結果、ベンチ入りを果たす選手まで成長されました。
前を向いて練習を続けることができた要因はありますか？
市村：負けず嫌いな性格なので、諦めようとは思ったことがありませんでした。 落ち込んでる暇もないと思うくらい実力差を感じていたのでいつかは抜かしてやると思いながら毎日必死に取り組んでいました。

………キツいと思ったのは一瞬！
実力差を感じたからこそ一層の努力を積めたんですね！
確かに当時の常総学院は同期に菊地竜雅投手(現明治大)、一條力真投手(現東洋大)、小林優吾投手(現國學院大)、江幡大輝投手、後輩にも大川慈英投手(現明治大)や秋本璃空投手(現立正大)がいる超強力投手陣でした。
好投手たちと競い合う中で成長した点や影響を受けた点はありますか？
市村：同期の投手には大学に入ってからも刺激をもらっています。
今も実力は及んでいないですが当時からいつか抜かしてやるという気持ちでやれていたことが成長に繋がっていたのではないかと思います。
秋本や大川は普段は可愛い後輩なんですけどグランドではもの凄い球を投げていて先輩という立場ですが自分が教わることの方が多かったと思います。笑

………当時も今も影響を受けている。そして後輩からも関係なく学び続ける。それが市村選手の成長の一因なんですね！
例えば高校で球速はどれくらいあがりましたか？
市村：入学時は120キロだったのですが卒業時は142キロでした！

………球速だけでも22キロアップ！！
こうして実力を磨いて名実ともに最強投手陣の一員となった市村選手。
しかし満を持して臨むはずだったラストイヤーは新型コロナウイルスの流行により春季大会、夏季大会が中止に。
その時の率直な心境はどのようなものでしたか。
市村： あまり落ち込むタイプではないのですがこの時だけは前を向くのにすごく時間がかかりました。
甲子園だけを目指して茨城県に来て野球に没頭していたので気持ちの整理が難しかったです。

………15歳で親元を離れて目指した夢の舞台。
覚悟を決めての挑戦だっただけに切り替えには時間がかかったと思います。激動の高校生活だった思いますが、その中で学んだことで今に活きていることは何でしょう？
市村：自分をどう表現するかアピールするかということを学びました。
100名近くいる部員の中でどうすれば試合に出られるのか自問自答の日々でした。
実力がないなかでもグラウンドでは長所をアピールすること、自主練習では短所を補う努力をするということを継続した結果メンバーにも入ることができました。
怯まず自分をアピールすることは今も野球だけでなく色々な面で活きています。

………メンバー争いが熾烈だからこそ欠かせないのがアピール。
具体的にこのようにアピールをしたというのはありますか？
市村：どんな場面でも初球からトップギアで打者に向かっていけるところが自分の長所だと思っていたので、1試合通してどんな場面でも準備をしていました。
少しでもピンチを迎えたり、疲れが見えたりした時には勝手にベンチ前でキャッチボールをして監督にいつでも行けますとアピールしていました。笑

………首脳陣へのアピールの上手さも選手にとって重要な要素！
監督さんに使ってみようと思わせることが大事です！！

～東経大投手陣のお手本へ〜

………それでは大学の話へ移ります！
常総学院高校を卒業された後は首都大学野球連盟2部所属の東京経済大学へ進学されました。
NPB選手も輩出しているレベルの高いチームですが、なぜ東京経済大学へ進学されたのでしょうか？
市村：私自身、高校時代目立った成績は残していないのですが、その中でも熱心にお誘いいただいた飯田監督の下で野球がしたいと思い進学しました。

………飯田監督から素質を高く評価されていた！
それだけの評価をしてもらえたら進学の意思も強くなりますね！
実際にプレーしていて東京経済大学硬式野球部のここが良いという点はどこでしょう？
市村： 下級生からも意見が出しやすいことです。
私自身も一年生の時からたくさん意見を言わせてもらっていてそれを認めてくれる上級生がいるという環境がすごくやりやすかったです。
今は副キャプテンという立場ですが変わらず、誰からも意見が出しやすいチームというところを引き継いでいけるよう尽力しています。

………下級生からの意見も通りやすい環境はプレーしやすい！！
最上級生として部をまとめる側になり、後輩へもその良い伝統を引き継いでいってください！！
しかし、主力選手としての役割もある中で新たに副キャプテンとなり大変な面もあるのでは？
市村：特に投手は自分の態度や行動を見ていると思うのですごく責任を感じますがやりがいにも感じています。
チームに対して良い影響を与えていきます！

………チームの副キャプテン、投手陣のまとめ役と皆から参考にされる側だからこそのプレッシャーとやりがい！！
そういった経験は自分を大きく伸ばしてくれそうですが、高校時代から成長したと感じる点はどこでしょうか？
市村：周りを見る力がついたと思います。
高校時代は良くも悪くも自分に集中していた感じがありましたが、大学に入ってチームを引っ張るような立場になり少し引いた位置から客観的に判断できるようになったと思います。
ピッチングに対しても一人一人全力を出していくだけでなく、ペース配分だったり試合全体を見た中で相手との勝負を構想していく力がつきました。

………ペース配分を考えることで試合全体を支配する力もつきそうですね！
客観的に見ることができるようになったのは何か理由があったのですか？
市村：下級生からリーグ戦で経験を積んでいて自分がチームを引っ張らなきゃいけないと感じた時に少し引いた位置から見ることも必要だなと。
結果的にその視点がピッチングにも生きています。

………マウンドから離れてみることで新たな視点が見つかった！！
投手・市村大翔の成長には副キャプテン・市村大翔が必要だったんですね！

～市村選手自身を深掘り～

………それでは市村選手ご自身についてもう少しお聞きしたいと思います。
シニア時代から投手として活躍されている市村選手。小学生の頃から投手をされていたのでしょうか？
市村：はい。
野球を始めた頃からずっと投手です！

………投手一筋でここまでやってきたんですね！
ずっとやってきたからこそ投手に拘る思いも強そうです！
マウンドに上がるときはどのような気持ちになるんですか？
市村：マウンドは球場全体の視線を感じて気持ちがいいです。
試合前のプルペンだったりアップの時から早くマウンドで投げたいとソワソワしています笑

………観客からの視線を気持ちいいと感じられるメンタルの強さ！！
いつでもマウンドで投げたい気持ちはまさに投手向きですね！！
そんな投手向きの性格の市村選手が長所を伸ばす、短所を克服するために技術の参考にしている選手や憧れている選手はいらっしゃいますか？
市村：オリックスの山岡投手、ロッテの美馬投手です。
自分は投手の中だと身長が低い方なのですが、同じくらいの身長で活躍されている美馬投手と山岡投手を尊敬していつも見ています。

………同じような体格で活躍しているNPB選手は身体の使い方等参考になります！
具体的にはどのような点を参考にされているのでしょうか？
市村：特に美馬投手は球種が似ているので配球パターンを参考にしています。

………NPBの一流打者を長年抑え込む配球は実践にいかせれば、間違いなくプラスになりますね！！
ではご自身が将来目指す理想の投手像も美馬投手や山岡投手のような投手でしょうか？
市村：美馬選手や山岡選手は参考にしつつ、一番は勝てる投手を目指しています。

………まずはチームを勝たせることが一番！！投手に最も求められていること！
それでは次に野球をやっていて最もうれしかった瞬間はいつでしょう？
市村：いろいろな経験をしてきたので、一番を決めるのは難しいですが、自分が投げて抑えてチームが勝った試合は小さい時から今も変わらず嬉しいです。

………勝てる投手が理想と語る市村選手らしさ全開！！
自分が投げて、チームが勝つ！投手冥利に尽きます！！
それでは最後にプレーするうえで最も意識されていることは何でしょうか？
市村：誰が見ても応援したくなるような態度、姿でプレーをすることです。

………どんな時でも全力で勝つためにプレーする姿勢を見せれば、おのずと声援がおこります！
来季のリーグ戦でも全力のプレーに注目ですね！！

～番外Q&A～

Q.この選手には負けたくない！と意識する選手はいらっしゃいますか？
市村：高校の同期である明治大学の菊地竜雅です。
菊地の野球に対する姿勢を近くで見てきたからこそ自分は慢心せず努力できています。実力は全く及びませんが自分を高めてくれる存在です。
負けたくないというよりラスト一年お互い満足できる結果を残したいという気持ちです
………明治大学の152㎞/h右腕・菊地竜雅投手の名前が上がりました！
首都大学と東京六大学と舞台は違いますが両者が実力を出し切れることを永わずにはいられません！！

Q.市村選手が今まで対戦した中でこの選手は凄いと思った選手はどなたでしょう？
市村：立教大学・小木曽星音。
高校の同期ですが、抑えられるイメージが全くできませんでした。
ラスト一年神宮で活躍している姿楽しみにしています
………サマーリーグや新人戦ではコンスタントに活躍を見せている小木曽選手！
常総学院時代はクリーンアップとして勝負強さを見せていました！
こちらもラストイヤーの大活躍に期待大です！！

Q.先発とリリーフどちらも経験されていると思いますが、どちらが合っていると感じますか？
市村：どちらもできるというところが長所だと思います。
ただ、大学ラスト一年は先発にこだわって勝負していきます。
………勝ちにこだわる市村選手らしいどちらもできるのが長所という答え！
ラストイヤーは先発としてマウンドで躍動する姿を！！

Q.指導者の方からの教えで心に残っているものはありますか？
市村：高校の指導者の方から 目標がその日その日を支配する という言葉をいただきすごく印象に残っています。
目標が定まっていればそこに対して1日注力することができるので、野球に関わらず日々の生活の中で目標設定を大切にしています
………これはたしかに野球に限らず大事なこと！！
毎日小さなことでもいいから目標を立てて実行することで、気づいたら大きく成長しています！！

～これからの目標～

………最後に今後の目標をお願いします！！
首都二部優勝、そして一部に昇格することです。
私自身の結果にもこだわっていきたいですが勝たなければ何も始まりません。
全試合勝ちに繋がるピッチングをします！

高校入学時はあまりのレベルの高さに驚いたものの努力を続け、東京経済大学の主力投手としてまだまだ成長をし続ける市村選手。
ストレートの威力、スライダーのキレとそのピッチングからは目が離せません。
首都大学野球連盟2部を観戦しに行く際は是非その投球に注目してください！！
来年、圧倒的なパフォーマンスを見せ目標を達成されることをお祈り申し上げます！

市村選手ありがとうございました！


※インタビューの内容はご本人の許可を得て掲載しています。
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