見出し画像

坂道グループMV再生回数争いは不毛なのか?

 9月15日21時45分、日向坂46の6thシングル「ってか」のMVが公開された。公開から20時間後にして早くも100万回再生を突破し、現在(16日21時06分時点)では、再生回数は157万回にも昇っている。

 しかし、華々しい再生回数とは裏腹に、他グループの一部のファンとの間で摩擦が生じている。それは数日前に公開された櫻坂46の3rdシングル「流れ弾」のMVの再生回数との比較によるファン同士のいがみ合いである。「ってか」の公開からちょうど24時間後にして、3日前に公開されていた「流れ弾」の再生回数を早くも抜いたのである。これに関して、おひさま(日向坂のファンの総称)の一部がBuddies(櫻坂ファンの総称)を煽るようなコメントをSNSやコメント欄に投稿しており、それに怒りを覚えた一部のBuddiesとの間で言い争いが勃発している。

 まず再生回数に関して、おひさまの多くは櫻坂との比較ではなく、単純に日向坂のMVの伸びを喜ぶようなコメントを残しており、また櫻坂との比較をするファンも、決して櫻坂を批判するような書き込み方ではなく、単純に日向坂の伸びを祝福するだけのコメントがほとんどとなっている。しかし、一部のファンは「櫻坂のMV全然伸びてなくて草」といったBuddiesを煽るようなコメントをしているようである。一方、Buddiesの多くはそもそも再生回数が抜かれたことに対して反応している人は少ないようであるが、日向坂に抜かれたことを嘆くファンも一定数いるようである。中には、抜かれたことに対し、「櫻坂は事前に音源解禁があったから日向坂とは条件が違う」「そもそも再生回数で争っているわけではない」といったようなコメントもあり、再生回数でマウントをとる一部のおひさまを批判するコメントも見受けられた。

 この問題に関し、自分なりに考察した結果を述べさせて頂きたいと思う。まず、流れ弾の再生回数を煽るような一部のおひさまのコメントが悪いのは当然であるし、Buddiesが腹を立てるのも当然である。しかし、「もう流れ弾超えるとか日向坂凄すぎ」というような、単純に再生回数を比較して日向坂を祝福するようなコメントは問題なのだろうか。まず、再生回数を比較するというのは意味があるのかということについてだが、これは意味があるというよりも、避けられないものであると考える。同じ坂道系の姉妹グループであり、同じ時期に公開された2つのMVの再生回数なのであるから、比較したくなるのは当然である。もちろん先述したように「そもそも再生回数で争っているわけではない」という考えの人もいるであろうが、比較すること自体は悪いことではなく、比較しない人たちが比較する人たちを批判することは間違っていると考える(公開の条件が違うという意見はもっともだが。つまり、単純に再生回数を比較して喜んでいるだけのおひさまをBuddiesが批判するのは、負けた者が勝った者を妬み、僻んでいるようなものである。ここでも、「そもそも勝負してないから」という意見があると思うが、そういった意見の人は単純に気にしなければいいだけである。上記のようなおひさまは勝手に喜んでいるだけで、櫻坂を批判しているわけではないのだから。

 まとめると、(一部の)おひさまの悪い所は、単純に日向坂の再生回数の伸びを喜ぶという範囲を超えてBuddiesを煽っているという点であり、(一部の)Buddiesの悪い所は、おひさまによる再生回数の比較に過剰に反応している点である。櫻坂を悪くいうことで気持ち良くなるおひさま、再生回数を比較されて気分を害するBuddies、どちらも気持ちは分からないでもないが、両グループが好きなファン、お互いのファンの気持ちを考えてコメントをすべきである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?