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ケアートミュージアム no.2

こんにちは!
社会福祉法人サンシャイン企画室の藤田です。

お待たせしております!題しまして「ケアートミュージアム」の連載第2回です。

早速いきましょう!

「無題」2021年11月23日製作、横20.5cm、縦19.9cm、ダンボールにアクリル絵具

これはデイサービスのご利用者IT様のオリジナル作品です。タイトルはありません。

<妄想解説>
一番に思うのは、これは誰かの抜けちゃった「糸切り歯」かな?ということです。

そう言えば今では「糸切り歯」っていう言い方はほぼ死語だそうですね。知りませんでした。じゃあなんと言うのかと言えば、「犬歯」とか「八重歯」とか言うそうです。でも「犬歯」と「八重歯」じゃ言われた方もずいぶんイメージが違う気がします。

形は「糸切り歯」でも、背景を考えるとそういうわけではなさそうです。次に思い浮かんだのはコリン・ウィルソンの『賢者の石』の想像図なのか?ってことです(下の写真参照)。どうでしょう。でもこれとなんとなく似てるような。

「読書メーター」より

わたし、かつてコリン・ウィルソンが好きだった時期があって、その著作を少し読みましたが、中でもこの『賢者の石』(1969)は最高だと思っていました。その後のコリン・ウィルソンの著作に続く「脳内革命」もの(わたしの造語です)のひとつじゃないかなあ。

あらすじを要約すると「不老長寿を研究していた主人公が『天才思想家に長寿者が多い』ことに気づき、そこから大脳生理学の研究を始める。すると脳の活性を高めることで、物体を見ただけでその物体の辿ってきた歴史を内観できるようなった。それを利用してストーンヘンジを内観することで人類の起源を探ろうとするのだが、そこに思わぬ存在者『古きものども』がいることを知り、命が危なくなる」というもの(らしい。すっかり忘れてたのでググりながら書いています)。

いやあもう一度読んでみようかな。

ということなので、もしわたしがこの絵に題名をつけるなら、ずばり「スカボロー・フェア」はどうでしょうか?(オシャレー)


タイトル背景画:サンシャインスタッフのご子息作

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