ケアートミュージアム no.5
こんにちは!
社会福祉法人サンシャイン企画室の藤田です。
引き続きまいります!ご存知「ケアートミュージアム」連載第5回です。
早速いきましょう!
これはデイサービスのご利用者MS様の作品です。タイトルは「無題」。
<妄想解説>
これは楽しい絵ですねえ。
絵の中央寄りにナポレオンがいます。左向いて誰かとお話してるみたいですが、このお相手は誰でしょう?魚とクジラとエイでしょうか。バーのカウンターに座ってなにやら寛いでいます。絵の右寄り、カウンターの向こうにいるバーのマスターはデスクスタンドの形をしています。上下2つのシェーカーを器用に振っているみたいです。マスターの向かって右、絵の右端には画面を貫く柱が立っていてその柱を股に挟むようにして誰かがいるみたいですね。その人の両膝だけが見えています。
カウンターは右から来てナポレオンのちょっと左、クジラとエイがいる辺りで画面奥へ向かって曲がっているようです。そのカウンターの終点に立っているのは大きなコオロギかもしくは食器棚でしょうか。このバーには色んなものが集まっています。
ナポレオンの左のカウンターを見てください。ここだけ鮮やかな青と白が配置されています。これはひょっとするとナポレオンの涙なのかもしれません。目が真っ赤ですから。泣き腫れたのでしょうか。その涙がカウンターからこぼれ落ちんとするのを左下の魚さんが大きな口を開けて飲み込んでいるようです。魚さんも必死の様相です。
おそらくどこかから軽音楽が流れているのでしょう。絵の上半分を見ているとそのリズムが聴こえてきそうです。こんなバーがあればわたしも行ってみたい。
ただひとつ、ナポレオンが背中に背負っているものが気になります。折りたたまれたギターかマンドリンのようです。エルバ島でナポレオンは演歌の流しをして凌いでいたのかなあ。
ということなので、もしわたしがこの絵に題名をつけるなら、ずばり「オー・シャンゼリゼ!(ダニエル・ビダル)」はどうでしょうか?
タイトル背景画:サンシャインスタッフのご子息作
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