都知事選に行くのはダルい

やっと訪れた日曜日。朝Twitterを見て、今日の都知事選に沸く人々が目に入る。

今回は泡沫候補がたくさん出てきて面白かったので、それらが若者の感心を集めるためのパフォーマンスと知っていながらも、前向きに乗せられることにしていた。自分の中でぼんやり誰が一番良いとか、この人に入れると日本はこうなるとか、今までで一番選挙とかいうやつに注目していた気がする。特に、毎回これだけ盛り上がっているにも関わらず選挙に行かない若者というのは何者なのか、についても。

そして今日がついにその投票日だと言うのだ。それなのに。

面倒くさい。

劇的に面倒くさいのである。布団から起きて投票所に行って並んで紙に名前を書いて帰るという行為が。ダルい笑。せっかくの休日が!
選挙のネット投票化が難しいという話はコイルや五条さんそれに仙台メイドさんしぃしーズまで見てきたのでなんとなく、わかる。仮にマイナンバーと紐付けて複数投票を防げたとしても難しい。投票を監視する人がいないので、人を脅して今ここで誰誰に投票しろというようなことがまかり通ってしまうからだ。
でも。投票はダルい。クソダルいんだ。もう義務化どうこうの話ではないと思う。義務化してもダルいもん。勤労の義務に逆らう連中がいるように投票の義務にも逆らうやつが出ることだろう。ダルいから笑。

なんならリタイアして平日も休日も時間がある高齢者の方が選挙に行く余裕があり、投票率が高くなるのは当然のことだとすら思えてくる。教育の失敗? ゆとり? さとり? 確かに今の20代の投票率は33%しかない。では、50代は? 50代は63%です。これも低くないですか? ゆとりでもさとりでもないのに。きっと50代もダルいんだと思います。

だから今後は投票日をあえて平日に設定して、その日は有権者全員が休んで投票に行く日にしてみては!? その方がお得感あるし、選挙に行くための日だと思えばちょっとは行く気になるんじゃないか。そりゃ選挙日に海やディズニーに行く不届き者も出るだろう。ただ最低限「水曜は選挙だから休みだ、やったぁ」などと思うことで、その日に選挙があることくらいは認識できる。今は今日が選挙であることすら知らずにTiktokを見ている若者が多数いるわけだからそれよりは効果ある。なんならディズニーとか閉めればいいしな。選挙って年に10回も20回もあるような行事じゃないし。

それか、今は亡きプレミアムフライデーみたいに有権者全員午後休にして帰りに選挙行かせようか。帰るついでなのでダルくないはずだ。少なくとも俺はダルくない。もちろん衆議院選に限らず地方選挙も含めて。選挙のために休みが取れるようにするのだ。

うん。
我ながら良いアイデアだと思うのでどこかの偉い人に読んでもらえることを願う。

選挙日のダルさを軽減して投票率を上げよう!

なお、今回ばかりはダルいとも言っていられず、重い腰を上げて洗面所まで来た。
そして、ぼんやりした視界がくっきりしてきた頃に、ようやく自分が埼玉県民であり、投票権など無いことに気付いたのだった。

都知事選だけ総理決めるくらいの熱気なの何なんだよ!

(2020年7月5日)

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