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殺到する (쇄도하다)

韓国語の勉強中に
"쇄도하다"(殺到する)という単語を見つけました。
あれ、殺到なら"살도"じゃないの!? と思い調べてみると、
どちらも「殺」だが、命を奪う方を살、奪わない方を쇄と言う……という記事に出会いました。

それって!なんか!
クールじゃない!?

살인 살충제 の殺 と
쇄도 상쇄 の殺は

確かに意味するところがちょっと違いますね??

まあ、いや、よく考えてみると
「殺風景」とかは살풍경と書きますが、べつに命を奪ってはないし 探せば例外なんていくらでもありそうなんだけど…

どうしてそうなったんだろう? 元々は別の漢字だったのか? 元は同じだったが途中で分かれたのか? など、考え始めたら止まらなくて…

漢字や言語が「森」と比喩される理由が改めて分かったような気がしました。

以下、妄想ですが、
元々は同じ漢字だったものの、物騒な表現を避けるために一部変化したというようなことはないだろうか?

fu**ingをわざとfreakingと言ったり
艹とか他喵的の系統なんじゃないかと??

韓国語だと同じ漢字で読み方が違うものとして「金」(김だったり금だったりする)が挙げられますが、こっちは音韻論的にそれとなく変化したと考えても全然違和感無いような気がしていて。

一方、살からㄹが消えて、なぜか広い音の쇄になる流れって
ちょっと変じゃない? と思ったりもするんですよね。
(変じゃないかもだけど…)

もし昔の人にもそういう感覚があって、今のスラングと似たような変化をしていたら
とても面白いなあという独り言でございました…

Xのほうでは
外国語を学び始めるのは中年のクライシスの一例であると話題になっていましたが…
たとえ燻製とかと並んでオジキ臭さの代名詞になったとしても、コイツとは付き合っていきたい所存です。
今年こそ絶対!TOPIK6級!! 頑張りまーす!

追記: 韓国語の殺風景(살풍경)について
延辺出身 リアル朝鮮族の友人によると、「空気の読めない人の言葉とか、雰囲気をぶち壊すこと」を指すとのことでした。日本語と違う!
そう考えると、確かに風景の命を奪っていると言えるのか?

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