2023明治安田生命J1リーグ前半17節を終えたサンフレッチェ広島を振り返って

皆さん、どうも。この記事では、超素人サッカーファンがとてつもない素人目線を発揮してサンフレッチェ広島の前半戦を振り返ってみたいと思います。拙い日本語でお見苦しいと思いますが、ぜひご覧ください。なお、戦術的な話はありませんのでご了承を。

前評判の高いシーズン

トルコキャンプからプレシーズン、私は受験勉強と並行しながら情報を追う日々だった。公式YouTube及びネット記事からのみ情報を仕入れていた。4バックを試したキャンプから、惨敗したということが分かるプレシーズンマッチ。しかし、昨シーズン、大躍進を果たしたチームの前評判は昨年以上のものだった。というのも昨シーズンはコロナ禍の影響で来日の遅れたスキッベ監督が、今シーズンはキャンプから合流、じっくりとチーム作りを行うことができるということ。昨シーズンから主力の流出は最小限にとどめたということ。とにかくポジティブな要素が多かったのである。素人目に見て良い状況だと分かるものが有識者の目に悪く映るわけもなく、多くの順位予想で軒並み上位に位置していた。また優勝候補に挙げられることも少なくなかった。JリーグサポーターにおなじみのYouTuber「やまじゅんJチャンネル」では優勝予想されるなど、前評判はとても高かった。

滑り出し不調?

開幕戦は嫌な意味で記憶に残る試合だった。小雨の降る中、雪崩のようにシュートを打ち続け、ようやくラインを割ったと思われたシュートは誤審によりノーゴール。結果札幌相手にスコアレスドローのスタートとなった。そして続く2節新潟戦は敗戦。Jサポとしてお恥ずかしながら、この試合で初めて伊藤涼太郎というヤバい選手を発見した。3節は横浜FMに1-1ドロー。この試合に関しては引き分けでよかったかと思っていた。という開幕3節は前評判からしていい滑り出しとは言えなかった。

必殺後半スパサブドグ戦術の猛威

”11番”としての満田のPKで今季リーグ初勝利をゲットした4節G大阪戦、私の人生初現地観戦となった5節柏戦と連勝を果たし、徐々に上り調子になっていった。迎えた6節鹿島戦、1点ビハインドからドウグラス・ヴィエイラの2ゴールで逆転勝利。以降鳥栖戦、横浜FC戦も後半からのヴィエイラ弾などで倒し、リーグ5連勝を達成した。なぜか苦手としているFC東京に敗れたのち、C大阪相手にもヴィエイラの劇的決勝弾で勝利(おまけにヨドコウのコーナーフラッグ1本も破壊)。ヴィエイラは4月度の月間MVPを受賞し、チームも一気に浮上していく、まさに前評判通りの結果がついてきたのであった。

スキッベ広島は"満田誠"のチームであったという現実

そんな絶好調なチームの潮目が変わったのは12節福岡戦。相手選手との危険な接触によりチームのエース満田誠が右膝前十字靭帯部分損傷の怪我を負い長期離脱。この試合はピエロスのゴールなどで勝利をおさめたものの、以降の試合で彼の不在を思わせるかのように調子を落としていくことになってしまった。6ポイントマッチとなった13節神戸戦。結果0-2と大迫、武藤ら元日本代表勢率いる首位チームとの実力差を見せつけられることになった。続く14節名古屋戦も上位対決。先制するも前半のうちに追いつかれ、後半早々に逆転を許し1-2で敗れた。以降、湘南戦と京都戦の勝利を挟み、浦和と川崎に敗れ、前半17節終了時点で、暫定5位ということになった。満田の2度追いプレス、攻撃組み立てへの参加、プレースキックなど、今の広島のサッカーにおける彼の貢献度の高さを痛感してしまった5月から6月。もちろん、それだけが原因ではないと思うが、上位チームとの直接対決に勝ち切る力は、まだなかったということだろう。

全体統括

昨シーズンの大躍進をうけて、サポーターの大きな期待を背負い迎えたエディオンスタジアムラストイヤー、またスキッベ体制の2年目としての2023年シーズン。スタートダッシュこそ出遅れたものの5連勝などで一気に上位戦線に浮上し、優勝争いに名乗りを上げた。しかし、主力の離脱や上位チームとのアウェー連戦で敗れたことにより、一歩後退というかたちで前半戦を終えた。首位横浜FMとの勝ち点差は7という5位につけている現状。チーム状況などを考慮に入れると逆転は難しいと考えてしまう。だが、まだ前半戦が終わったに過ぎない。優勝をあきらめるには早すぎるとともに、このまま状況が好転することがなければボトムハーフに落ちてしまう可能性すらはらんでいる。とは言っても下位チーム相手に勝ち点を取りこぼしていないので、大型連敗をしてしまう可能性は低いと見ている。代表ウィークの間、スキッベ監督はチームを再び優勝戦線へ導けるような施策を打ち出せるのか。とにもかくにもウィーク明けの18節横浜FM戦が注目であること、後半戦のチームの立ち位置を占う上でも重要である。


最後まで読んでいただき感謝します。後半戦も楽しみですね。
担当:Ken


ちなみに私はサポーターとして優勝できると信じています。はい。

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