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【わたしの出版体験】「家康と甲賀忍者 大原一族」太伴原 甲賀さん

書籍紹介

家康と甲賀忍者・大原一族

太伴原 甲賀
四六判 224ページ 並製 2022年12月発行 本体2,000円+税

一族に伝わる口伝を小説の形で表現した歴史小説。甲賀忍者と家康との関係が戦国時代の出来事を中心に描かれる。電子書籍版も同時刊行。

広く世に問うため、電子書籍も同時刊行


「できるだけ若い人に甲賀忍者について知っていただきたい」

 出版相談の開口一番そう告げた。太伴原さんは甲賀忍者の末裔であり、8月に開催される一族の祭りにも毎年出席をする。その中で、一族の古老が語る多くのエピソードが、一般的な忍者のイメージと乖離していると感じていた。

「今残さなくては、重要な証言が死んでしまう」
 甲賀は伊賀に比べて口伝の割合が多い。もちろん、一族に伝わる連判状(書籍カバーに使用)などは脈々と引き継がれているものの、多くが言葉で伝わる。

 最初は口伝をどのような形にまとめるか迷ったという。古老たちからは「忍者は秘すもの、本の形にするなんて」と乗り気でない声もあった。しかし小説なら、皆の手に取ってもらいやすい──と筆を進める。

 そんな中、2023年大河ドラマの主人公が徳川家康との発表。甲賀は、家康と浅からぬつながりがある。切り口を家康と定め、数社と相談の上、地元ならではの対応が可能なサンライズ出版を選んだ。

 担当者は紙の書籍と電子書籍の同時発行を提案。電子書籍なら、スマホ等でどこでも読めて、周りに薦めやすい。

「思ったより広い範囲から反響が返ってきています」と、寄せた感想に笑顔を見せる。

著者プロフィール

京都市出身、滋賀県守山市在住。1990年代より勤務地の愛知県岡崎や東京で徳川家康と甲賀忍者の調査を始める。2000年代より大原同苗中の記録を始める。薬事功労者として滋賀県知事表彰、ならびに厚生労働大臣表彰。特許発明により近畿発明表彰。

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