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【知っとこ滋賀その3】近江の名刀と桜田門外の変
2025年5月、NPO法人日本自費出版ネットワーク総会が滋賀で開催されます。総会でご来県いただいた際にお楽しみいただけるよう、小社社員がリレー形式で滋賀のことをご紹介している「知っとこ滋賀」の3回目をお届けします。
『自費出版年鑑』や図書館巡回展のデータ整理をしております、サンライズ出版のバンドウです。
私からは滋賀にゆかりのある日本刀について少しばかり。
江戸時代の武士たちにとって日本刀は実用品としてだけでなく、芸術品や政治・交渉の材料としても強い意味を持ちました。
そのため、交流の中心地として栄えた滋賀に関係する名刀もまた数多く存在するのです。
約400年も前に日本刀の技術を駆使して作られた日本唯一の洋剣・水口レイピア(藤栄神社蔵)
井伊直孝が徳川家光から与えられた・無銘 伝正宗(名物一庵正宗)(徳川美術館蔵)
膳所藩に仕える交渉材料とされた・銘九州日向住國廣作(号山姥切国広)(足利市民財団蔵)
など……
今回はそれらのなかから、幕末の大事件・桜田門外の変の激しさを物語る一口を紹介します。
刀 無銘 河西忠左衛門所用(彦根城博物館所蔵)
事件当時、供目付として随伴していた河西忠左衛門所用の刀です。
二刀流の剣豪として藩外にまでその名を知られていた河西でしたが、井伊直弼の駕籠脇に立ちふさがり奮戦するなかその場に倒れました。
この刀には激しい防戦の様子を示す刃こぼれが残っており、実際にはもちろん、写真でもその姿を確認することができます。
(NDLアーカイブの写真では、左から三分の一程、刃側のものが分かり易いです)
彦根城博物館ではこの日本刀以外にも井伊家やその家臣の武具や武器が所蔵・展示されています。
日本刀がお好きな方はもちろん、歴史や武将に興味がある方にもオススメです。
また、彦根城内堀に建つ彦根城博物館の近くには飲食店もたくさんあります。観光時にはぜひお立ち寄りください。
カレー食堂ジャンゴ
スパイシーでたっぷりな本格派カレーライス。近隣の学生に大人気の店。
MICRO-LADY COFFEE STAND(マイクロレディコーヒースタンド)
彦根駅構内の喫茶店。コーヒーはもちろんですが、販売されている雑貨もかわいくてオススメ。
Gelateria Azzurro(ジェラテリア アズーロ)
ジェラート世界大会チャンピオンの店。地元の食材を活かしたジェラートを日替わりで提供中。
次回は図書館巡回展を担当している竹内さんが執筆します。
日本自費出版ネットワークとは……
日本自費出版文化賞の開催などを通した自費出版の普及と、学術・文化・芸術の振興と豊かな市民生活の創造を目指すNPO法人。
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