看板犬の元保護犬りんちゃん
当日
2019年11月23日(土)(勤労感謝の日) 23:30
社長が九州へ出張するためにバイクで出勤して来た時のことでした。
上記の赤丸地点に差し掛かった時、小さなペットキャリーが捨てられておりました。懐中電灯で照らしながら確認すると「にゃーにゃー」と鳴き声が。
「猫か?」
社長はすぐに相談役(社長母)に「猫みたいなのが捨てられている」と連絡をして、弊社工場の中でキャリーの中身を確認すると
ペットシーツ一枚と排泄物で汚れた 犬 が「にゃーにゃー」と鳴いておりました。
社長は相談役に「犬が入っていた」と連絡。相談役はコンビニで皿とドッグフードを買ってすぐに現場へ駆け付けました。
水とドッグフードを与えると、もりもりご飯を食べて水も沢山飲みました。(先代の看板犬がご飯も水もあまりとらない子だったので「普通の犬ってこんなにご飯食べるんやなぁ」と思ったそうです。今はりんちゃんもご飯をあまり食べない子だと判明して、毎日頭を悩ませております)
すぐに相談役宅へ連れ帰り、あまりにも酷い状態なので二回お風呂に入れてあげたそうです。
その時のりんちゃん(当時はまだ名前がついておりませんが便宜上りんちゃんと呼びます)は撫でてくれる人間に対してはとても人懐っこく必死に尻尾を振っておりました。
二日目
警察に届けを出し、先代看板犬のかかりつけ医に相談。
素人が二回洗っただけではどうにもならないような状態だったので、先代看板犬がお世話になっていたグルーミングスクールの先生に相談して絡まっている毛などをカットをしてもらうことにしました。痛がる様子もなく歩いていたし、伸びた毛などで分かりませんでしたがグルーミングスクールの先生いわく「肉球に爪が刺さっていた」そうです。
その後
りんちゃんにはマイクロチップが入っていたのですが、警察から飼い主側に連絡をしましたがまったく連絡が取れず、元から飼い主がいなかった場合はりんちゃんを引き取ると警察に言っていたこともあり、警察から保護をお願いされて相談役宅で保護することになりました(相談役は「こんなひどい事する人には絶対に返さない」と申しておりました)。
その後、警察から正式にりんちゃんを相談役の犬にしても良いと許可が出たのでりんちゃんは正式に相談役宅の子となりました。
マイクロチップの書き換えや、日本獣医士協会への申請に一か月ほどかかったそうです。
現在
りんちゃんはトイレトレーニングが必要ないくらい賢い子で、ちょっとした芸ならすぐに覚えてしまうほど頭がいい子です。お手、おかわり、ハイタッチ、バーン!、ごろーん等様々な芸が出来ます。
しかし先代看板犬と同じように相談役の「わんこできるだけ家で留守番させない主義」(※1)によって弊社の二代目看板犬を就任したりんちゃんですが、保護した当初とは違い人見知りになっています。ここなら頑張って愛想良くしなくても捨てられないと安心したのかは謎で、噛んだりはしないのですが吠えます。社員も今だに人違いで吠えられることがあります。
弊社にご来社の際にはりんちゃんからの歓迎を受ける事があるかもしれませんが、社員がりんちゃんを捕獲してもふもふいたしますので安心してご来社ください。
最後に
動物遺棄は犯罪です。
りんちゃんの様な悲しい痛い思いをする動物が一匹でも減る事、保護された先で幸せな生活が出来る事を弊社社員一同切に願っております。
※1:中の人のわんこは人間好きすぎて仕事に差し支える(膝に飛び乗ったりする)&りんちゃんが犬見知りの為、家でお留守番しております。
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