0112日経より所感


大手回転ずしチェーンのスシローを運営する「あきんどスシロー」が、アルバイトの男子大学生(20)に対し、5分未満の端数を切り捨てて労働時間を計算していたため未払い賃金が生じているとして、中央労働基準監督署(東京都)から是正勧告を受けていたことが11日、大学生側への取材で分かった。
 親会社のFOOD&LIFE COMPANIESは「是正勧告は事実。対応を真摯に検討する」とのコメントを出した。
 労働時間の端数切り捨ては、外食大手「すかいらーくホールディングス」でも行われていたことが判明。同社は2022年6月、全国のパートやアルバイト約9万人に未払い分の総額16億~17億円を支給する意向を示した。
 大学生や加入する労働組合「首都圏青年ユニオン」によると、20年秋以降に勤務した大阪と東京の店舗で労働時間の端数切り捨てがあり、会社側に未払い賃金があると訴えたが解決せず、労基署に申告した。

労働時間管理の話になるといつも思うのが、ノーワークノーペイの原則に照らし合わせると、未払い残業があるというのであれば、従業員側も定められた勤務時間や休憩時間をきっちり守れているのか、という点だ。
アルバイトでも正社員でも、勤務中に私用のLINEを見たりしていたら勤務時間から引く、それぐらい厳しい管理の中であれば、未払い残業は支払うべきだと思う。
拘束時間ではあるが、本当に勤務中はずっと勤務に集中していて、業務から逸脱している時間はないのか。
勤務中ずっと集中し続ける人などなかなか存在しない。
権利を主張するのは良いが裏側では義務をこなしたもののみ主張する事ができるのではと感じる。
こういった問題が頻発するのであれば、企業側も時間給をやめ、勤務回数や日給制にして、残業時間も日給込みなどの仕組みを組むかもしれない。
いずれま雇入時の説明と残業やむなしの当事者の状況によるが、この手の話題はいつも考えさせられる。


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