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素晴らしい世界〜天城燐音誕生日記念〜





3回目にしてもう他界隈の話してすまなんだ。


今日は、あたしがバンタンを好きになる前に熱を入れていたアイドル育成ゲームの「あんさんぶるスターズ!!」に登場するキャラクター『天城燐音』の誕生日です。

現役アイドルの登場キャラクター内で最年長
Crazy:Bのリーダーを務めています
サンプルボイスの内容

(詳しくは天城燐音でぐぐってね)

なんで他界隈にも関わらず自分の推しの話をするのか。


多分あたしはコイツを見つけなければナムさんを好きになることも無かったかもしれないからです。あたしのナムさんへの思いを話す前に、まずコイツの話をしないといけないとずっと思ってて。丁度誕生日だしこいつを見つけてまる1年だし、お話しとこうと思います。
他界隈の話バキバキにするから、興味ねーよ!とか2次元関係見たくねーよ!って人はそっと戻って推しの笑顔でも見てね。




去年の5月18日。
オンライン授業をスマホいじりながらなぁなぁで聞いていたあたし。
いつものようにTwitterを漁っていたところ、天城燐音の誕生日おめでとうイラストがたまたまタイムラインに回って来て


「待ってこの子めっちゃ顔好きやな〜〜。中学の頃ハマって高2辺りからやめちゃって最近あんスタ追ってなかったけどちょっとこの子見てみるかな〜。」




それがいけなかった。ほんとに魔が差した。

ビジュアル、プロフィール、生い立ち、性格、思想。全てがあたしの心をかっさらっていった。
あたしがパシャこれ(トレカみたいなの)を数枚手に入れアクスタを三体買い推し活カフェに行くまでの時間はたったの2週間だった。

それからはトントン拍子にハマっていき、ライブも行ったし(あんスタのライブはモーションキャプチャーでキャラクターが再現されています)天城燐音メインのガチャが始まればお年玉25000円をぶち込んで回したしクレーンゲームを渡り歩きぬいも自力で取った。
こんなに好きになったキャラに対して熱意を燃やすことがなかったから、若干自分を恐ろしくも新鮮に感じていた。

ライブ(通称スタライ)にぼっち参戦したあたし
スタライの帰りに行ったピザ屋さん



で、ほんでお前そんなやつのどこが好きなんや。

アイドルなのにギャンブル三昧だしお酒もいっぱい飲むしまぁまぁ言葉遣いも荒いっていうか過激だし、正直言って結構酷い男です。マジでなんでこんな奴の事好きなんだよ。実際居たら絶対関わりたくない。



じゃああたしはこんな奴の何に惹かれたのか。





天城燐音は元々、俗世から離れた山奥の集落に生まれ、その里の次期君主として育てられていたので、ものすごく地頭が良い。頭の回転が早いから、自分が何をすれば思い通りになるのか、誰が何をすれば上手くいくのか、先見の明を持っているわけです。
たとえその「上手くいく唯一の方法」が「自分が消える事」であっても、それをポンとしてしまおうとする。アイドルの世がそれで良くなるなら。それで自分が過去苦しめられていたような世界にならないのであれば。

あたしは、地頭が良い人は自己犠牲をなんとも思わない人なんだと思ってます。

天城燐音は、現世から隔離された里に嫌気が指していた頃にアイドルと出会います。「こんなキラキラした存在になりたい!」と思い、彼は次期君主の立場を捨て里を抜け出し、都会に1人飛び込みます。でもやっぱり簡単にアイドルになれる訳もなく、あらゆる辛酸を舐め、ようやくアイドルになれたかと思えば、贔屓にしてくれていたお偉いさんのスキャンダルが発覚し、芸能界からほぼ干される状態となります。
そんな中でやっと、やっと「こんなアイドルの世は間違ってる!」と言えるようなアイドルになれたのに。彼の主張は、時にその言葉は過激で辛辣で、他のアイドルやファンの中傷まがい発言もし、自分自身もブーイングや誹謗中傷を浴びていた。「たとえ色んな人から、昔のファンからでさえ嫌われても、それでアイドルの世が良くなるなら。1人でもアイドルを好きでいてくれる人が多くなるなら。」と。

あんなに憧れていたアイドルなのに。当時の自分の全てだったものを捨ててまでアイドルに手を伸ばし続けたのに。


そんな彼を見てあたしは「あっ彼はイカロスだ」と思った。


太陽に憧れ、ロウで出来た翼で飛び、その熱に溶かされ落ちていく、哀れな少年。

あたしはその時咄嗟に「彼の溶けない翼になりたい」と思った。彼が本当になりたい自分になれるように。彼が本当にやりたいことが出来るように。彼が本当に生きたいと思える素晴らしい世界になれるように。

多分あたしは、「天城燐音のどこが好きなんだよ」と聞かれても、こう答えるしかないんだろうな。明確に無いんですよ。明確で端的な言葉に出来たらこんなに苦しんでないよ。

あたしが今取り組んでる卒業制作の使用台本にこんなセリフがあります。

「あなたの事好きなのか嫌いなのかね、実はもう全然分かんないんだ。ねぇ、好きと嫌いってすごく似てるんだね。」


多分あたしの天城燐音に対する思いも、好きと嫌いが同じくらいあって、ない混ぜになって紫色になってるんだろうなと思ってます。そんな紫色を愛おしく思ってしまう事に腹も立つし心地よくも感じているわけです。そんな想いをコイツに、コイツにコイツに抱えているわけです。
しんどいなぁ。


これ見てるアミヨロブンなら察しがつくかと思うけど、そんな感じでクソデカ重感情を抱えて苦しんで生きているところに、BWLと出会うわけですが、それはまた別の機会にお話しますね。



最後に、

天城燐音、誕生日おめでとう。あたしはまだお前の事フルネームでしか呼ばれへん。燐音くん♡とか言うてるどこぞの女たちと抱えてるものに対してあまりにもあたしの感情はドロドロやし。でもいつでもお前の事思ってるからな。あたしはお前の事素晴らしい世界で生きさせたいと思ってるし、お前のいる世界はあたしにとって素晴らしい世界やからな。これからもよろしく。




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