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突然交通事故にあった長男の闘病日記

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アメリカ在住。ビジネススクールでmaster degreeを取った26歳の長男が新しい職に就く前に交通事故に遭う。長男と家族(夫、次男、私、愛犬)での闘病日記。
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#眼球陥凹

【突然交通事故にあった長男の闘病日記】3月24日(木) 0日目:突然の事故

朝4時頃に誰かが家のドアをノックしている。 昨晩友人宅に行くと言って出かけた長男だと思ったがどうもポリスのようだ。 夫を起こして彼が対応してた。外で話し込んでいるので私も行ってみた。 どうも交通事故を起こし今ERにいる、critial conditionだという。 すぐに服を着替え、寝ている次男に声をかけ夫と二人でERへ向かう。 向かう先は隣のcountyにある大学病院のshock trauma center。 ERへ向かう道中は深い霧だった。雨も少し。標識も見づらい。これが

【突然交通事故にあった長男の闘病日記】8月30日(火) 159日目:Enophthalmos

Enophthalmos:眼球陥凹(がんきゅうかんおう) 今日は朝9:40から長男の眼科の予約。 先週木曜日と同じオフィッスで別の医師だった。 今日の担当の眼科医は長男がリハビリ施設に入院していた時に長男の眼の検査をしていたらしく、長男のレコードを見ながら 「覚えてるよー。元気そうじゃないか」 と言っていた。 眼科医はキッパーを頭にか被っているので、ユダヤ(人)教徒と分かる。 大柄で髭を生やした眼科医だが、とてもフレンドリーだ。 先週会った眼科医からは緑内障を心配さ

【突然交通事故にあった長男の闘病日記】9月19日(月) 179日目:A+

今日は、眼科での長男のenophthalmos(眼球陥凹)を修復するための診察だった。 今日の医師は女医さんだった。 彼女の診察前に、女医さんの元で働いているresident doctor の診察があった。 視力検査、色盲テスト、などをしてもらう。 前回より左眼の視力が落ちているらしい。 が、特に問題なしのようだ。 今週の水曜日に同じ眼科で、外傷性白内障の手術と、緑内障の可能性について別の医師に診察してもらうことになっている。 そのことを伝える。 女医さんでの診察では

【突然交通事故にあった長男の闘病日記】10月7日(金) 197日目:Oculoplastic surgery

Oculoplastic surgery:眼形成外科 今日は午前中に長男の歯科の予約。 本来であれば、下の歯にブリッジが入る予定だったのだが、なぜか仮歯が入れられた。 ブリッジは10月26日に入れるらしい。 これまで下の歯は仮歯の無い歯抜け状態だったので、仮歯が入っただけでも感謝だ。 午後からは眼形成外科の診察。 数週間前に眼科で長男の Enophthalmos:眼球陥凹(がんきゅうかんおう)の手術に関して診察してもらったのだが、そこでその医師から 「私の夫は形成外科

【突然交通事故にあった長男の闘病日記】1月1日(日) 283日目:A Happy New Year

2023年 年が明けた。 年末から年始にかけて神社にお詣りに行く毎に、長男の手術や今後の事、次男の大学の事、家族の健康と幸せを祈って来た。 今日は早朝に次男と実家近くにある神社にお詣りに行った。 実家に戻りアメリカに居る夫に電話をする。 ちょうど長男を仕事場からピックアップして戻って来たところらしい。 新年の挨拶をし長男の眼球陥凹の手術の事を聞いたところ、長男の加入する保険会社が手術費用をいくらかカバーする承認が取れた!と喜んで話してくれた。 よかった。 これで1月

【突然交通事故にあった長男の闘病日記】1月18日(水) 300日目:留守の間に

今日の午前、日本からアメリカに戻ってきた。 次男は時差ボケなのか、帰ってきてから仮眠を取ると言ってぐっすりと寝ていた。 私は13時間のフライトの間、殆ど寝ずにいたので軽く仮眠を取った。 夫が空港で次男と私をピックアップした後に、今度は長男を仕事へと連れていった。 夫は大忙しだ。 私と次男が日本に帰省中に、長男は12月初旬にアプライした仕事のインタビューをオンラインで受けていたらしい。 それが先週のこと。 今日、仕事から戻ると 「31日に別の仕事のインタビューが入った

【突然交通事故にあった長男の闘病日記】1月22日(日) 304日目:時差ボケ

まだ時差ボケが治らない。 一日中、数時間の昼寝をしてる状況が続いている。 いつもそうだ。 アメリカから日本に行く際は時差ボケは酷くないが、日本からアメリカに戻ってくると時差ボケは酷い。 これは人間の体の仕組みらしく、一日が長くなった場合(西回り:アメリカから日本へ)は体内時計は整えやすいらしいが、短くなった場合(東回り:日本からアメリカ)はそうではないらしい。 次男の大学は25日の水曜からSpring Termが始まる。 ずっと閉まっていたdormは今日のお昼から再開

【突然交通事故にあった長男の闘病日記】1月24日(火) 306日目:修行

早朝から夫の携帯が鳴る。 「早く迎えにきてくれ!」 と長男からのようだ。 手術の箇所が死ぬほど痛い、看護師が優しくない、等々 不平不満のオンパレードだ。 いい年した大人が、、、と思ってしまう。 長男がリハビリ施設に入院していた時にも同じことがあった。 昨日の手術は約6時間かかったようだ。 左眼が陥没しているため、眼を前に出すようにする為に周辺の骨の再建手術。 また、頬骨用のインプラントの挿入、など。 正確な位置にインプラントを入れたりする必要があるため、コンピュータ

【突然交通事故にあった長男の闘病日記】1月25日(水) 307日目:術後の経過

術後48時間からシャワーが浴びれるらしい。 たぶん長男が同じ手術を日本で受けていたら、1-2週間の入院になると思う。 アメリカでは1泊入院の翌日退院だ。 長男が昔ACL(前十字靭帯)の手術をした時は日帰りだった。 日本だと4泊くらいの入院らしい。 次男が半月板の手術をした時も日帰りだった。 私が次男を出産した時も2泊3日の入院だった。 とにかく、アメリカでは入院期間が短いので、その分、自宅での療養が肝心になる。 退院した昨日から、顔を冷やすために何度も氷嚢を取り換

【突然交通事故にあった長男の闘病日記】1月26日(木) 308日目:術後3日

昨日までの長男は文句タラタラ、手術の痛みで機嫌が悪かった。 なぜか今日の長男は人が変わったように大人しくなっている。 逆に不安だ。 何か脳のどこかのネジが外れたのだろうか? 手術跡、眼の回りは赤く内出血状態だ。 また、頬骨を整形するためインプラントを入れたので、頬の回りが腫れている。 しかし、手術後、一昨日、昨日、とその腫れは少しずつだが落ち着いてきている。 「痛みはある?」 と聞くと、 「まだ痛い」 と長男。 しかし、その痛みも弱くなってきているようだ。 ま、相

【突然交通事故にあった長男の闘病日記】2月4日(土) 317日目:眼球陥凹

Enophthalmos:眼球陥凹 長男の左眼は交通事故で陥没していた。 真正面からみると分からないが、横から見ると、左右の顔の表情が違う。 写真は8月に眼科医が撮ったもの。 左眼の陥没具合が良く分かる。 1月23日の手術でこれが再建された。 長男の手術を執刀した医師は、形成外科および眼科の両方の資格を持ち、大学病院内のshock trauma center内では、形成外科のディレクターだ。 今回の眼球陥凹の手術での後遺症は出ていない。 医療関係者のおかげで長