排泄の自立のタイミング
排泄の自立にはタイミングがあります。
タイミングは一人一人の子どもにより異なってくるものです。
なぜなら、排泄の自立には、
「内臓機能や脳神経の成熟」
が大きく関わってくるからです。
では、具体的にどんなタイミングが排泄の自立の「適期」なのかをお話ししますね。
1.おしっこが出る間隔が、「2時間程度」は開くようになること
2.歩行がしっかりしてくること
3.大人の言っていることが、ある程度理解できるようになっている
このようなところを、ポイントとして観察していきましょう。
どれだけ口でトイレはここよとか、
オムツを脱いでごらんとか、
一生懸命に言っても、
そもそもの、「内臓の機能」が追いついていないとしたら、難しいことです。
また、「歩行」がおぼつかない時期にも難しいこととなります。
時期を待って、適切な時期にサポートをしながら進めていく「大人側の見極め」がこどもの育ちを支えていきます。
なぜ周りの子はできているのに、うちの子は...
と言うように、悩んだり比べたりして、親の方がどんどんしんどくなっていく事は、あまり意味がありません。
お友達の状態がどうかではなく、目の前の我が子の今の発達状態はどうかと言う視点を持って、普段から育児をしていくと、
まだ今はうちの子は時期ではないから、もうしばらく待ってみよう!と言うように、ママ自身が
「自分の考えで判断ができる」
ようになってくるのです。
そうすると、適切に待てるお母さんになり、焦るということがなくなっていきます。
焦りがなくなると、どっしり構えて、ゆとりを持った関わり方ができるようになるのです。
保育施設等でも、「お母さん個人差がありますからねぇ。心配しなくていいですよ。」
と言う声かけをしている保育士さんをたくさん見てきました。
もちろん、個人差がある事はその通りなので、間違いでは無いのだけれど、
具体的に、見極めのポイントを教えてくれたり、
わからないときには、相談できるアドバイザーがいてくれたら、心強く育児をしていけると思いませんか?
排泄の自立だけではなく、
・食事
・睡眠
・衣服の着脱
・遊び
・健康
・言葉
・表現
また
普通の日常生活や家庭教育を通して、しっかり働く脳、賢い脳、吸収力の高い脳を作っておく方法など、
個別にサポートしています。
人間は一生成長することができますが、
その中でも、生まれてはじめの1年間、3年間、6年間、そして12歳までと言う時期は、
「後々取り返しのつかない」
「貴重な時期」です。
大事に見守って、
でも過保護ではなく生きる能力の高い子を一緒に育てましょう。