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【母子留学準備】現地での保険について

2024年4月からマレーシアのクアラルンプールに母子留学中のSunnyです。

現地での保険はどうしているか?について書いています。


渡航前にLINEで見積り相談

学校から受け取った資料に“学生VISAとガーディアンVISAを取得するには、親子ともに保険に加入していることが必須”と書いてあったので、検索してたまたま目にとまった『海外保険Times』にLINE相談をしてみました。

『海外保険Times』LINEトップページ
やりとり画面一部

保険プランの見積もりに必要な情報を送ると、このような提案が返ってきました。

『モデルプラン①』

ご渡航される全員が、様々なリスクを総合的にカバーされたい場合は、以下のようなプランでのご加入はいかがでしょうか?

ジェイアイ A0プラン
※クレカ支払OK※
【保険料:246,730円】
傷害死亡:1,000万円
傷害後遺障害:1,000万円
疾病死亡:1,000万円
治療・救援費用:無制限
個人賠償責任:1億円
生活用動産:50万円
飛行機手荷物遅延:10万円
飛行機遅延費用:2万円
テロなど対応:1万円
弁護士費用等:100万円

<合計保険料>
246,730円×3人様=740,190円

『モデルプラン②』

保険料を少しでも抑えたい場合は、以下のようなプランでのご加入はいかがでしょうか?

<親御様>
AIG CH5プラン
※クレカ支払OK※
【保険料:213,970円】
傷害死亡:1,000万円
傷害後遺障害:1,000万円
疾病死亡:500万円
治療救援費用:2,000万円
個人賠償責任(長期用):1億円
生活用動産(長期用):30万円

<お子様>
AIG 8Y1プラン
※クレカ支払OK※
【保険料:204,310円】
傷害死亡:1,000万円
傷害後遺障害:1,000万円
治療・救援費用:2,000万円
疾病死亡:1,000万円
個人賠償責任(長期用):家族共有
生活用動産(長期用):家族共有

<合計保険料>
213,970円+204,310円×2人様=622,590 円

親御様がAIGに加入した場合に限り、お子様様もAIGにご加入いただけます。

また、「個人賠償責任(長期用)」「生活用動産(長期用)」は帯同家族様も補償が共有されます。
重複して加入する必要がないので、帯同家族専用プランには賠償責任や生活用動産が付帯されていません。

企業派遣の場合や金銭的余裕がある家庭ならともかく、個人でこんな高額保険に入れるかいなっと「もう少し価格を抑えたプランはありませんか?」と問い合わせるも…

お待たせいたしました。VISA保険に該当するかは分かりかねてしまいましたが、東京海上の下記プランが最低限のプランとなります。東京海上は30歳以上と29歳以下で保険料が変わります。

<お子様>
㉑東京海上 I05プラン
【保険料:187,870円】
治療・救援費用:500万円

<親御様>
⑳東京海上 I05プラン
※最安値※
【保険料: 368,210 円】
治療・救援費用:500万円

想定していた保険料が一桁ちがっていたので、ひとまず会話を終了。

いくつか保険会社のホームページをチェックしましたが、高額プランばかりで加入先が決められず、出国直後に何かあればJALカードとEPOSカード自動付帯の海外旅行保険で対応するつもりで一旦保留しました。

海外旅行保険は、日本を出国した日の翌日から数えて90日間( JAL・JCBカード、JALカードOPクレジットは、日本出国日から3ヵ月)を限度として、全海外旅行期間中を対象とした保険です(出国日当日も補償されます)。
旅行のたびの面倒な加入手続きはありません。旅行回数、利用航空会社を問わず適用になります。

JALホームページ

上記の通り、クレカ付帯の海外旅行保険は、有効期限が出国から3ヶ月以内とあり、定期的に一時帰国の予定があればそれなりにカバーできますが、長期滞在となると4ヶ月目以降は補償対象外となります。

また、違法滞在を避けるためにも必ずVISAを取得する必要がありますが、クレカ付帯の海外旅行保険では、VISA申請時に必要な書類”Applicant's Health Insurance Policy”を準備することができません。

早々に保険加入先を決めなきゃ!と検索したところ、日本で調べた時にはたどり着けなかったTOKIO MARINE(東京海上マレーシア)、Cigna、Allianzなどのホームページにアクセスすることができました。

TOKIO MARINE(東京海上マレーシア)の保険に加入

各社プランをしっかり見比べた訳ではありませんが、聞きなじみのある東京海上なら安心だし、有事の際に日本語でスムーズに相談できるだろうと思い、まずはメールで問い合わせ。

Hi, Tokio Marine!
I just arrived in Kuala Lumpur for my 2 kids to study abroad. I’m interested to know about health and medical insurance plans for Japanese.

Email: letusknow@tokiomarine.com.my

祝日があけるとすぐに返信があり、”We acknowledge your request to apply the health policy for the visa purpose”と手慣れた感じで案内パンフレットと申込書が送られてきました。

保険プランを選択後、オンラインで申込書に記入し、英文婚姻証明書、英文出生証明書、学校の入学許可書、パスポート(すべてPDFファイル)を添付して返信。

我が家が加入した保険は、まさにVISAを取得するために入りました的な最安値プランで、入院を伴わない医療費は自己負担。入院を伴う医療費や手術費、死亡補償諸々のカバー額は一番低いもので、保険料は年間RM395.90でした。

《金額内訳》
母RM200+子RM127+子RM127+Rebate15%+Stamp Fee RM10=RM395.90

クレジットカードで支払いを済ませると承認レターが発行されたので、無事VISA申請に必要な書類を揃えることができました。

自己負担を覚悟する

有効期限つきクレカ保険に加え、現地の医療保険に一応入ったものの、海外で補償請求をした場合、こちらの希望がどれぐらい叶えられて、どれぐらい時間や手間がかかるものなのか? 想像がつかない分、有事の際はあらゆる面で痛手を負う覚悟は持っておかねばという気持ちでいます。

もしもの場合に備えて、もっと手厚い保険を選択する方法もあったかと思いますが、

  • 2人の子供は体調が急変しやすい幼児ではない

  • 日本にいる時、子供たちと私はめったに病院にかかることはなく比較的丈夫

  • 病気やケガで通院した場合、数千円〜数万円の治療費は支払い可能

  • 一生に関わる重大な出来事が起こった場合、夫の扶養家族の下、保証があるから現地の保険ですべてカバーしようとしなくて大丈夫(なはず)

  • もっと手厚いプランにしておけば良かったと後悔することがあれば、その時に思えばいい

こうしたスタンスで現地の簡易型保険に入りました。

家族の誰かが健康を害せば日本から助けに来てもらったり、こちらが緊急帰国をしなければいけない事態に陥る可能性もゼロではなく、渡航費用だけでも大金が必要になります。急遽、母子留学を終わらせるとなると違約金が発生したり、デポジットを回収せずに帰国することだって十分にありえます。

こればかりはその時になってみないと分かりませんが、こうしたリスクを抱えてでも子供たちとマレーシアで生活をしたいと決めたのは私。

できる限り健康管理に努め、ある程度の蓄えを持って備えることぐらいしかできていませんが、問題が起きた時は粛々と対応する覚悟を忘れず、今日も家族が無事過ごせたことに感謝したいと思います。

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