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【KL母子留学】入学してからの3ヶ月を振り返る

小学1年生の息子と3年生の娘は、2024年4月からイギリス式インターナショナルスクールに通っています。

日本では今春に進級したばかりですが、こちらでは先日3学期が終了し、9月からはYEAR2とYEAR4として新学期がはじまります。

2人とも限りなくゼロに近い英語力で入学し、愚痴を言わない日はない3ヶ月間だったのですが、ひとまずYEAR1とYEAR3を終了したので、今学期の振り返りを残しておこうと思います。

YEAR1の息子

息子は入学してから2ヶ月半、毎朝学校につくと私にひっついてひと泣きするという行き渋りを発揮。最初のうちはクラスまで付き添っていましたが、1週間経っても2週間経っても変化はなく、いつしか玄関先で先生が待ち構えるようになり、泣き出した息子をサッと託して逃げるように退散していたのは最近のこと。

クラスに入る頃には泣きやんでいたようで、幼稚園時代も長らく別れ際だけ泣いていたことを思い出しました。先生から送られてくるクラス写真は、おちゃらけ率高めで「楽しんでるやないかい!」って感じでしたが、お迎え後は溜まったフラストレーションを発散するかのように、ちょっとしたことで気性が荒くなる瞬間が増えました。「相手の言っていることがわからない」「自分の思っていることが伝えられない」ストレスは相当なもので、半ば強制的に本当よくがんばっている。「新生活はまちがいなく荒れるだろうからサポートに徹しよう」と渡航前に決心していたつもりでしたが、いざ学校生活がはじまると「理不尽すぎてやってられん!」と、たびたび噴火してしまい、仲直りしては事件勃発を繰り広げていました。

新しい経験づくしでプレッシャーを感じているのはヒシヒシと伝わってきましたが、本人はよく寝れているし、食欲も落ちるどころか増している。学校が終われば気持ちを切り替えてレジャーを楽しんでいたので、情緒不安定でストレスをぶつけられようと、マレーシアに来たことを後悔する暇はなかったです。

そんなこんなで夏休み直前からようやく泣かずに登校しだしたのですが、緊張しいで慎重派な息子は、自分から周りの子に話しかけて友達を作ろうという意欲が薄く、固定の子と日本語では話すけど、他の子や先生との会話は「うん」「ううん」と首を動かすか、「はい」と手を出してお菓子を配るときしか声を発していなかったのだとか(担任談)。本人なりに精一杯のコミュニケーションがそれだったのでしょうが、もどかしい時間が永遠に続くことはなく、知ってしまえば知らなかった頃には戻れません。英語がわからない苦しみは、むしろ今しかできない経験。得体の知れないコミュニティーに飛びこむことが、どれだけハードルが高いことか体感できるのも今だけ。いずれ同じような状況に出くわしたときに「一度通ったことがある道だから大丈夫」だという度胸や自信を育ませてもらっていて、語学スキルを身につける以上に貴重な経験をしているのだと思っています。そして、自分以外の誰かが言語の壁や気後れを理由にうまく輪に入れていないと気づいたときに、かつて経験した大変さに共感し、相手に寄り添う心を持てたら御の字。

とはいえ、当面は自分のことで手一杯で精神的に熟成するのは何年もあとの話だろうし、自分中心でいられるのも子どもの特権。6歳男子の自由きままさを抑圧しすぎず、口出ししすぎず、急かさず、多くを望みすぎず、邪魔せず…と、「すること」より「しないこと」の方が思いつきますが、来期も引き続き健康管理と精神サポートに徹するべし。

3学期成績表

上記の通り、授業態度はだいぶ消極的だったのですが、息子の良いところやできるようになった点にフォーカスした、ゆるめな学期末成績表をいただきました。

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