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メルボルンカップ

昨日オーストラリアのVIC州ではメルボルンカップが行われました。毎年ドレスや帽子で着飾った人々が動物虐待レースにお金を賭けて楽しむオーストラリア最大のホースレースの日です。そしてまた一頭の尊い命がそのレース中に奪われました。


競馬(ホースレース)がどれだけ残酷であるかは去年ABCが放映したドキュメンタリー「THE FINAL RACE」をご覧頂ければよく判るでしょう。

競馬は、馬を重大な怪我のリスクにさらし時には壊滅的な外傷を負わせ安楽死の脅威を与えます。レースでは、馬に鞭を打つことで痛みと恐怖を与えパフォーマンスを向上させるので怪我のリスクが最大に高まります。

またレース用に繁殖されても競馬場までたどり着く能力のない馬や、キャリアを終えた引退馬は用無しとなりゴミ同様に扱われます。現在、競走馬の正確で透明な生涯保障がないため、用無しになった馬たちはペットフードにされるために屠殺場へ送られるかまたはどこかもパドックへ放置されるかです。ABC 730の調査は馬たちの虐殺を浮き彫りにしています。実際に痩せこけた馬や餓死した馬が通報により発見されニュースになっているのを度々見かけます。

またレース中に使用されるtongue tieは、馬の舌を固定して、レース中に馬が舌を噛み砕くのを防ぎ、激しい運動中に「窒息」するのを防ぐために広く使用され、規制されていない慣行です。手綱を介して馬の舌に圧力が加えられることにより従順になるように強制させられた馬は制御が容易になるために使用されます。しかしtongue tieの使用は、痛みや苦痛、舌の裂傷などを引き起こす問題があり虐待そのものと言えるでしょう。

このような残虐なことが競馬業界の裏で当然のように行われ大きなお金が動いているのです。これはオーストラリアに限らず世界中どこでもそうでしょう。動物を使った残虐で下品なギャンブルでお金儲けしようする欲深い人間が集まる競馬というイベントをいつまで伝統や文化と言い続けるのでしょうか。

オーストラリアでもすでに多くの人がいつまでこんなおかしなことをしているのだろうと気付き始めているように感じます。ホースレースやドッグレース、また闘牛や闘犬、闘鶏など動物を苦しめ続けるギャンブルが世界中からなくなる日が一刻も早く来ることを心から祈っています。

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