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去るものに感謝する

人事コンサルをしていますSUNNYのSayakaです。

人との別れはとても寂しいし悲しいこともありますが、最近「去るものに感謝する」ということを大事にしています。

今日、あるお寺の前を通った時にこんな言葉が掲示板のようなところに貼られていて、とても印象的でした。

去る人はなぜか去るし、
残る人は何があっても残る
縁がある人は何度でも出逢う
無理に合わせなくてもいい
無理に仲良くしなくていい
自分らしい自分でいれば
わかってくれる人だけ残る

出典元:不明


私が法人化してから数ヶ月後に1st Hard Thingが起こりました。とある会社からの突然の契約解除。契約的には合法でしたが、その会社に対する失望で完全に今まで築いてきた信頼が崩れてしまい、本当に辛くて数日間泣き続けました。

でも、今ではこの経験がも良かったなと言えるくらいまでになりました。

一番は、「雇用することの大変さ」を学んだからです。

当時は、その会社へアサインしている業務委託を雇っていました。でも突然の契約解除だったため、その業務委託の翌月の仕事が丸々浮いてしまって、お願いできるものがない状態に・・。でも契約はしているのでお金は払わないといけない状態になってしまったのです。

必死でアサインできる仕事を探しました。でも翌週からそんなにすぐアサインできるものが見つかるなんて虫のいいことはありません。結果的に知り合いの会社にアサインできるものがあり、少し補填にはなりましたが結果的にその事業だけ見るとマイナスとなりました。

業務委託だったので、1か月間はアサインしましたがそれ以上続けてもマイナスになるだけなので、申し訳ないがそこで契約終了とさせていただきました。(その業務委託の子も理解してくれていて、関係性は良好です)

でももしこれが正社員だとしたら・・・考えただけでゾッとします。そうか、経営者ってこういうことなんだなと思いました。

人事の仕事を長くしているのに、いざ自分が経営者になると人事の悩みが尽きないというのはこういうことなんだなと痛感した経験でした。とても辛い経験でしたが、この経験は正社員ではそうそう経験できません。部下にアサインできる仕事がなかったとしても、上司の給与から部下の給与を補填するなんてないですからね。会社経営をしていたら、全部自分の責任です。

でもこの時強く思いました。

  • 違和感を感じたら自分の声を聞く。

  • 信頼できない経営者のために自分の時間を使わない。

  • 去っていくのは初めは寂しいが、必ずなくなったもののスペースに新しいものが入ってくる。それは去っていったものより素晴らしいものである。

  • 下請けであったとしても、自分も顧客を選ぶ。妥協しない。


昨日とある人と話している時にも、
「どんな人たちとどんな時間を分かち合いたいのか
 自分はどんな顧客と過ごしたいか」
それがいかに重要かという話をしていました。


今では去ったことに感謝しています。金額としてのダメージはありましたが、それ以上に得た経験と、そのスペースに入ってきたものは今の自分の新しい目標につながることができたからです。もう2度とその会社の仕事を受けることはしませんが、自分にとって大事なことを気づかせてくれた経験としてこれからも私の糧になると信じています。


ーーーー去るものに感謝する。


すぐには無理だとしても、去っていくものがいたとしたら、それを悲しむだけでなく、いつかは感謝できるくらいの経験にしていくと決意し強くなれば、自分の人生はより豊かになると思っています。

そして、自分を大事にしてくれる長く付き合っている人や、ずっと自分に残っているものがあるとしたら、それにはより一層感謝をしたいと思います。




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