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私の人生を変えた言葉① 四路五動(しろごどう)

いくつか過去に岐路に立った時を思い出すと、そこにはいつも必ず支えてくれる人や、導いてくれる人、示してくれる人がいます。

その方達は私にいつも素敵な言葉をプレゼントしてくれます。それは私の糧になって、その後の人生にも大きく影響を与えるものとなります。

そんな言葉をご紹介するシリーズです。


四路五動(しろごどう)とは?

あまり馴染みのない言葉かもしれません。この言葉が自分に刺さったのは、15年ほど前。求人広告の営業をしている頃、当時営業先の一つの会社の社長と出会った時でした。

四路五動 (しろごどう)とは、「孫子の兵法」の1つ。みなさんどんな意味だと思いますでしょうか?

四つの路に、五つの動き・・。

社長に聞かれました。

「東西南北の四方向に路が延びている。一つの動きは東へ、もう一つは西へ、南へ、北へ。最後の動きはどのような動きになるか?」

私は、

「うーん、、例えば、北と西の間に新しい路を作ってそこに進む動き・・?」

と答えました。

皆さんも是非考えてみてください!五つ目の動きはどのような動きでしょうか?


孫子の兵法とは何か?


五つ目の動きが何かの答えを伝える前に、『孫子の兵法』について少し触れたいと思います。

『孫子の兵法』が著されたのは、今からおよそ2500年前の中国。当時の中国は春秋戦国時代の末期にあたり国家間の戦争が絶えなかったそうです。

戦争の勝敗は天運に決定されると考えられていました。それに異を唱えたのが孫子の兵法を書いたとされる孫武。戦争の勝敗には合理的な理由であることを主張し、勝つための方式をまとめたのが「孫子の兵法」です。(下記参照)

勝つための方式をまとめた「孫子の兵法」は、現代の生きる知恵、ビジネスでも活かせるエッセンスがたくさん詰まった内容ともいえそうです。


最後の動きは「○○○」こと

さて、孫子について少し触れたところで、本題に戻ります。
皆さん、五つ目はの動きはなんだと思いますか?







答えは、「動かない」、「その場に留まる」という動きだったのです。

私は当時、すごく将来に悩み何とかしないといけないと、もがいている時でもありました。じっとしてたらダメだと思い、何らかしら動かないとと思っていたのです。

でも、この時社長にこの言葉を教えてもらって、ハッとしました。

「そうか・・・留まることも動きなんだ」と。

実際、自分で仕事をしていると、うまくいかないこともたくさんあります。何らか進もうとして、自分の望まない方向にいきそうになることもあります。
でも、私はそれ以来、一度立ち止まるようにしてます。

ーーーー自分は一体どっちの方向に行くべきなのか?


止まっていると後退しているように感じてしまうかもしれないのですが、その時社長に言われたのは、

「進んで戻って、また違う方向に行く方がもっと時間がかかることもある。留まることは辛いかもしれないが、進むべき路が見えた時に必ず良い時間となる」と。



いかがでしたでしょうか:)?
是非皆さんも迷った時は五つ目の動きの「止まる」ことをやってみてくださいね。きっと進むべき路が見えてくると思います。




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