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(前半)ブレない軸ができるまで

独立して2年が経ちました。主に、18年間やってきた人材・人事系で独立をしましたが、最近本当に自分強くなったな〜と思います。

私は現在、主に150名以下の企業様に対する人事コンサルティング支援を行っており、ハンズオンとハンズオフで行う2種類のパターンがあります。私はこのような比較的小規模の企業が得意で、自分自身も好きだったりします。

理由はいくつかありますが、
・経営者と直接やり取りができる
・経営者と直接やり取りするので、ダイレクトに組織を良い方向に導くことができる
・ダイレクトにインパクトを与えられるので、自分自身のやりがいに繋がる

という点です。

また、他には、
・前職のフィンテックのベンチャーは100名以下で、その規模の人事が何をしないといけないかは大体全て経験、把握している
・中堅以上の企業になると人事も複数人いることが多いので、逆に言うと専門性が高くなって私では対応できない
という理由もあります。

少し前までとある30名くらいの企業様の人事コンサル案件でサポートさせていただいておりましたが、私が入ったことで経営者の人事に取り組む姿勢がガラッと変わり、半年で組織もものすごく良くなったということもありました。経営者が変わるだけで、組織がこんなに良くなるんだという確信を持てた案件でもありました。

・・

ただ、去年まではこの自分の経験やスキルに自信が持てないことも多々ありました。
人事の人たちとの交流も多いので、私よりも経験やスキルに長けている人もたくさんいて、上を見たらキリがないな・・と思うこともしばしば。
中には、「小規模企業の人事コンサルなんて難しくない」と言われたこともあり、もちろん悪気なく言っただけだと思いますが、私なりに一生懸命これまでやってきたので正直かなり凹んだこともありました。

もっと大手企業での人事経験を積む方がいいのか、もっと戦略的なポジションについて修行した方がいいのか・・・
色々悩みましたが、再度正社員としてそのキャリアを積みたいと思うほど、自分はそちらの方向に気持ちが向いてないということにも気づいていました。

・・

そんな中、自分のスキルが足りないと思って、去年壺中人事塾という塾にも入って学びました。でも最終的にそこで学んだことは、知識や情報をたくさん得ることではなく、「自分で自分の持論を持つこと」が大事だと学びました。
それまで自信がないから、いろんな手段や方法についていろんな人に聞いて答えを探すことが多かったのですが、結局身に付いたことを振り返ると自分で経験したことや自分で考えたことに尽きるなとわかったのです。特に人事業域は人を扱う職種のため、他社で行った全ての事例や取り組みが必ずしも別の企業で活かせられるわけではありません。

自分が目の前のクライアントにちゃんと向き合って、彼らの組織を良くするためにちゃんと向き合えているか、そっちの方が経験よりもよっぽど大事なのではないかと思ったのです。

後半に続く)


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