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トイレットペーパーや日用品がない!

こんにちは。晴れときどきYUです。
テレビもネットもSNSも連日連夜「新型コロナウイルス」関連のニュースで不安な日々を過ごされている方も多いと思います。
僕自身も「日々増える感染者数」、「ワクチン・治療薬が無い」、「未知のウイルス」など不安な情報ばかりが入ってきて、不安な毎日を過ごしています。

■トイレットペーパーや日用品の品切れ


そんな中、ネットでは「トイレットペーパー品切れ続出!」「次はおむつ品切れ!」などというニュースが流れています。
まさかと思い近所のスーパーへ買い物に行くと、案の定トイレットペーパーや乳幼児用のおむつは品切れ。生鮮品やカップ麺など食料品もかなり売り切れていました。

マスクや消毒液が品切れ状態が続いている中、影響は衛生用品から日用品にまで波及していて、「日本全体がパニック、ストレスフルな状態なんだな」と感じた次第です。

■「希少性原理」


そんな中、日用品の買い占めについて、東京大学の橋元良明教授(社会心理学)はネットニュースで以下のように買い占めについて紹介しています。

情報行動やメディア効果などを研究する東京大学大学院情報学環・学際情報学府の橋元良明教授(社会心理学)は「人は自由を制限されている時に自由を回復したいと考え、制限されている物に、されていない時よりも強い欲求を感じる」と説明する。
これは「心理学的リアクタンス(心の反動作用)」という説で、「被験者がレコード曲を4種類聞かされ、その内の1枚が入手困難であると告げられると、その曲に対する好みの度合いが上昇する」といった実験結果が知られている。この作用の中でも、特に買い占め行動との関連を橋元教授が指摘するのが「希少性原理」だ。「『あと1つしかないよ』と(商品の)希少性をあおると、購買希望者が増加するなど、セールスの現場でも応用されている」。
こうした買い占め騒動の代表例として橋元教授が挙げるのが、1973年のオイルショック時に発生した「トイレットペーパー騒動」。「こうした災害時などには、ほとんど常にと言っていいほど飲料水や食料、日常品の買い占めが問題になる。希少性原理によって『大事な物が無くならないように早く買っておこう』という心理が働く」(橋元教授)。

出典:ニコニコニュース『新型肺炎でマスク買い占めを「あおる」のは誰? 心理メカニズムに迫る』
https://news.nicovideo.jp/watch/nw6622575

「希少性原理」、「災害時の買い占め」にも触れられており、新型コロナウイルスはもはや大規模災害級なんだと感じました。
マスク・消毒液の日常的な品切れ状態から、「トイレットペーパーやおむつも品切れになる!」「モノが無くならないうちに買い占めておこう!」という心理=「希少性原理」が働いたということなのでしょうかね。

■情報の取捨選択


また、SNSの中で「マスクの材料に紙が回されるので不足する」などというデマや、感染防止のための籠城戦用買い占めということも品切れに少なからず影響していると思います。冷静に考えるとマスクとトイレットペーパーの原材料は異なりますよね。

トイレットペーパーなどの日用品は買いたい時に買えない状態では大変です。生活が成り立たなくなってしまいます。
在庫状況を確認しようと外出する機会が増えてしまってはそれこそ新型コロナウイルスやその他の季節性感染症に感染する可能性がありますので、不要不急の外出はできる限り避けて、お店のチラシやホームページ、お店公式のSNSなどの情報源を活用するなんて良いかもしれませんね。

話は少し逸れますが、先日「(新型コロナウイルスは)26~27℃のお湯を飲めば予防できる」という話題がSNS上で盛り上がっていました。
デマであるかどうかは未確定な部分もありますが、医師や研究者からは「完全なデマである」と否定されています。
26~27℃のお湯ならカップ麺の汁を飲むだけで予防できますし、自分の体温より低いですからね。デマであることは容易に想像できそうです。

個人的には、情報を自身で収集する際、その情報が自分にとって必要か否かを判断するようにしています。情報の取捨選択を大切にしています。
誤った情報に惑わされてしまって、損をする、危険な目に遭うなんていうことは絶対に避けなければなりません。
皆さんも情報を得る際には信用できるニュースソースなのか、取捨選択されてから情報をインプットされてみると良いかもしれません。

この新型コロナウイルス危機が一日も早く終息を迎え、平穏な日々が早く戻ってくることを願ってやみません。


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