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SUNNY PARK設立の経緯、代表飯沼ミチエの想い

オンラインコミュニティSUNNY PARKの立ち上げにあたり、2021年7~8月にクラウドファンディングを実施、152名の方からご支援をいただきました。

今回はSUNNY PARK設立の経緯や、代表・飯沼ミチエの想いについてお話しします。

なぜオンラインコミュニティを立ち上げようと思ったのか

駐在家族が抱える課題

「駐在妻」あるいは「駐在夫」という言葉に、どのようなイメージがありますか?

「お手伝いさんがいて、プール付きの家に住んでいる」「ランチや習い事を楽しんでいる」「キラキラしている」といった描写もあれば、「人間関係が大変そう」「言葉の壁で苦労しそう」と言われることもあります。

どれも間違いではありませんが、慣れない土地で暮らすことの大変さに加えて、時代の変化に伴ってこれまであまり注目されてこなかった「キャリアの悩み」も増えています。

<駐在家族に特有の悩み>
生活の悩み
・水、空気、食べ物、言葉、文化、何もかもが違う生活がストレス
・自分の意志とは関係なく決められた国へ、タイミングを選べずに行く
子育て・育児の悩み
・ワンオペ育児・妊活・不妊治療の負担が大きい
理解されない苦しみ
・海外で人知れず抱えている困難、不安、ストレス、孤独感を周りから理解されない
キャリアの悩み
・自分のキャリアを中断することになる(退職、休職)
・急な本帰国、他国への異動もあり、キャリアプランを立てにくい
・海外で培った力や経験があるにもかかわらず、帰国後に年齢やブランクなどの一律の評価基準で判断されてしまい再就職しにくい
・長期間仕事から離れることで、自信を無くしてしまう

グローバルライフデザインが2017年7月に駐在妻と元駐在妻を対象に実施したアンケート(回答者180名)では、20-30代の回答者のうち9割以上が、「仕事、キャリアについての悩みがある(あった)」と回答しています。

駐在家族はグローバル社会に貢献できる人材ではないか

現代社会は、「グローバル化」「ダイバーシティ」の視点が求められていまが、現在海外に住んでいる人は、日本の人口のわずか1%。
まだまだ海外生活を通して身をもって「グローバル化」と「ダイバーシティ」の重要性を感じている人は少数派です。

駐在に同行している家族こそがまさに、
生活の中で多様な文化、価値観、考えを肌で感じ、ダイバーシティを尊重する視点を持ち、帰国後に日本の社会に貢献できる大きな可能性を秘めているのではないでしょうか。

ところが、
実際には海外生活での様々な困難に加えて、帰国後の再就職においても大きな苦労があり、残念ながら日本の社会は駐在家族の大きなポテンシャルを活かすことができていないのが現状です。。。

そのような貴重な人材が様々な悩みや葛藤を乗り越え、アイデンティティを取り戻し、将来のキャリアを見据えて駐在生活を満喫できるような場を作りたい!

そのような想いからオンラインコミュニティSUNNY PARKを設立するに至りました。

なぜオンラインコミュニティか

2018年2月から運営しているサイト駐在ファミリーカフェ(旧駐妻カフェ)では世界各地の生活情報、出産育児にまつわる情報や、駐在に同行する妻の皆さんの体験談を掲載し、オンラインでの交流会も開催しています。

ただ、このサイトだけではどうしても実現できないことがあります。
それが、同じ悩みを持つ駐在家族の皆さん同士の、継続的な双方向のかかわり、横のつながりを強化して「居場所」を得ることです。

単にウェブの掲示板のように情報交換をするだけではなく、心の交流を通して仲間を作り、国や地域を越えて同じ興味・関心でつながれるグループを作り、学びの機会を提供し、お互いに助け合うことを通して安心感を得て、更にはチャレンジしながらワクワクできる「居場所」を作りたいという想いから、オンラインコミュニティを作ることになりました。

SUNNY PARKという名前に込めた想い


「太陽の光が降り注ぐあたたかい場所」をイメージし、SUNNY PARKと名付けました。

SUNNY PARKでは、滞在国、興味・関心など様々なグループを設けており、各グループでイベントやコメントのやり取りができます。
公園という大きな場所で、好きな遊具にわかれて遊んだり、時には全員で集ったりする様子がまさにSUNNY PARKの交流の姿です。

代表者 飯沼ミチエの想い

こんにちは!
SUNNY PARKのパークリーダー、飯沼ミチエです。

私自身も夫の赴任に同行して5年半の海外生活を送りましたが、特に2か国目に異動したとき、そして帰国後に苦しい時期を過ごしました。
2015年から「自分の経験で、駐在ファミリーをサポートできないか」を考えた結果、コーチング事業を開始します。

これまで400人以上の駐在ファミリーにアプローチさせていただき、「駆け込み寺」や「心のオアシス」と呼んでいただくことも。また、数十人のボランティアメンバーと一緒に運営している、駐在ファミリーの“知りたい”にこたえるサイト「駐在ファミリーカフェ」は2023年2月に5周年を迎えました。

駐在ファミリーカフェのメンバー達が国境や時差を超えてオンラインでつながり、共に何かを作り、楽しんでいる姿を見て、それをより大きく世界中の駐在ファミリーの皆さんに広げたいと思ったのがSUNNY PARK誕生のきっかけです。

もともと私は駐在に同行する、いわゆる駐在妻のサポートをしていましたが、時代の流れで駐在夫も珍しくなくなっています。

SUNNY PARKにとって、貴重な海外経験を人生のチャンスに変えてもらえることが何よりの目標であり、駐在ファミリーのキャリア問題解決につながると強く思っています。
渡航前でも滞在中でも、そして帰国後でも大歓迎!

仲間と支え合い、刺激を受け合い、限られた海外生活を前向きに楽しめるよう、ぜひこの場を活用してください!
太陽のように暖かく、皆さんを歓迎してくれるメンバーがここにはいます。

飯沼ミチエ
グローバルライフデザイン代表
駐在妻キャリアサポートコーチ


1997年国際基督教大学卒業後、留学生派遣団体等に勤務。
夫の転勤に伴い北京、上海、シンガポールに計5年半滞在し2013年に帰国。
13年の専業主婦期間を経て、2015年に夫の海外赴任に同行する「駐在妻」対象のコーチング事業開始。
自身の経験を活かし、駐在妻の悩みや不安に寄り添い、メンタルとキャリアの両面をサポート。

2018年2月
各国在住ボランティアメンバーとともに、世界の駐在妻をつなぐ海外生活情報・交流サイト「駐妻cafe」を立ち上げる。
2018年6月
プレ駐在妻向け渡航前オリエンテーション「海外生活を人生のチャンスにする5つのヒント」を開始。

これまで400名以上の駐在妻の悩みにアプローチしながら培ってきた知識と経験から、駐在妻にとっての「駆け込み寺」「心のオアシス」とも評されている。

家族は夫、2005年生まれの長女、2011年生まれの長男。

主なメディア掲載
2019年 1月 日本経済新聞 私見卓見『駐在家族のキャリア継続に配慮を』
2020年10月 朝日新聞(朝刊)2面「ひと」欄

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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