「リア充の逆襲!」
新型コロナのウイルスが承認されたらリア充銘柄に注目したいと思います。
■マリオット(ティッカーシンボル:MAR)
マリオットは世界130か国に6900の物件を展開する世界最大のホテルチェーンです。どちらかといえば高級ホテルに強いです。
マリオットは全部で30のブランドを展開しています。それらをマリオット・ボンボイという新しく始められたリワード・プログラムでひとつにまとめています。リワード・プログラムはネットワーク効果を発揮するのでグループ企業が多ければ多いほどプログロムの価値が高まります。
▼JWマリオットも同社の高級ホテルのブランドです。
▼エディション・ホテルズもマリオットの高級ホテルのブラッドです。
▼2016年のスターウッド買収で手に入れた高級ブランドにはザ・ラグジャリー・コレクションがあります。
▼おなじくセントレジスも旧スターウッドのブランドです。
▼Wホテルズも旧スターウッドのブランドです。
マリオットはこれらのブランドの個性をくっきりと際立たせる経営をする一方でリワード・プログラムや集客ではグループ力をアグレッシブに活用しています。全体的に、最も上手く経営されているホテルグループと言えます。
マリオットはラグジャリーのカテゴリーでも第一位ですが、コンヴェンション・ホテル、リゾート・ホテル、ライフスタイル(=お洒落という意味)ホテル、ブティック・ホテルなどのサブカテゴリーでも全て首位です。つまり消費者のどんなニーズにでも応えられます。
■ハイアット・ホテルズ(ティッカーシンボル:H)
ハイアットは世界を飛び回る忙しいエグゼクティブのご用達や。そうなったのには…わけがある。
1957年にシカゴの弁護士、ジェイ・プリツカーがロサンゼルに出張に来て、LAX(ロサンゼルス国際空港)に隣接するモーテル、「ハイアット・ハウス」がいつも満室なのに気が付いた。そこでプリツカーはオーナーのハイアットさんに「$2Million(二百万ドル)で、どうだい?」と買収提案した。
▼「第一号店」は今でもあって(もちろん建て替えられている)、ホテルの部屋からの眺めは…こんな感じ。
▼次にハイアットはSFO(サンフランシスコ国際空港)のすぐ南に「第二号店」をオープンした。
その後、ハイアットは空港だけでなくダウンタウンにも高級ホテルをオープンし始めた。著名建築家ジョン・ポートマンと組むことが多かった。
ポートマンはホテルの内部にアトリウムを設ける斬新なデザインで到着客をあっと言わせた。しばらくの期間、「ハイアットといえば息を呑むアトリウム…」という時代が続いた。
いまハイアットの客室稼働率は僅か13.5%しかない。普段なら70%くらいだ。ワクチン承認されれば、これは元に戻る。
■チーズケーキファクトリー(ティッカーシンボル:CAKE)
チーズケーキファクトリーはこんなレストランです。
見ての通り内装がディズニーランドもしくはラスベガスのカジノ風に大仰に飾り立てられており、その「浮世離れ感」を楽しむためのレストランになっています。だからこそ、着席できない新型コロナで大打撃を受けました。
メニューの点数は250と極めて多いです。フレッシュにその場で調理する関係でテイクアウトのみになると全く意味がなくなってしまいます。
来店客一人当たりの平均お勘定代金は2500円前後、決して安くないです。
なによりも際立っているのは売り場面積当たり売上高で他のレストランの3倍近くあります。
もしワクチン完成して皆が街に繰り出すなら、家族連れが真っ先に目指す店はここでしょうね。
■「リア充の逆襲!」それがこれからの投資のテーマや。
いまリモートワークで世の中は「ZOOM全盛時代」を迎えている。ズームは、今後もひとつひとつのビジネス・ツールとして、しっかり定着するだろう。
しかし……「だから未来永劫にビジネス出張は無くなる…」というのは、正しい打ろうか?
歴史は…そうは言ってないぞ。スペイン風邪が終息した後、経済活動は急加速した。黒死病が流行した後も農奴の賃金は急上昇し出生率は爆発的に伸びた。
伝染病が終息したとき、人々は思い切り享楽的なライフスタイル、人生観を抱くようになりました。「狂乱の20年代」はそのように始まったのです。『グレート・ギャツビー』はそれからわずか2年後、1992年の夏のニューヨークとロングアイランドを舞台にしています。
考え抜いて銘柄選んでいます。軽い気持ちで「チーズケーキファクトリー!」とか、言うわけないでしょう?
ボンヤリ者は、次のパーティーのバスに乗り遅れます。ワクチン完成したら、アタマ切り替えて!
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