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『パジャマドライブ』の行先は?『星空を君に』『ショーは終わらない』歌詞解釈

以前も歌詞解釈をしてみようと思ったことがあったんですけど、1曲1曲で考える事が難しくて断念してたのが過去だったのですが、

先日『君が教えてくれた』と『長い光』のリンク性を考察した時に

「複数の曲の関係性を考慮して考察した方が自分には向いてるのかも?」ということに気が付きました。

そこで今回はB3rd「パジャマドライブ」公演のユニット曲『パジャマドライブ』からのストーリーの繋がりを題材に書いていきたいと思います。


こんな時間からどこへ行くの?秘密のデート


『パジャマドライブ』歌詞 http://j-lyric.net/artist/a0512be/l02424b.html

まずは『パジャマドライブ』の歌詞の内容を簡単におさらいしておきたいと思います。

パジャマでドライブ強引だわ信じられない こんな格好のまま連れ出されて私はどうすればいいのよ?

1番のサビでは強引に連れ出されたことに困惑しているようですが2番Bメロでは

人を好きになるとNOとは言えないの あなたのわがまま聞いてしまう

実は”あなた”のことが好きで、大サビ前のDメロでは

いたずらっぽいその眼差し許してしまう パジャマのままでも構わないわハートはいつだってOK

最初は”どうすればいいのよ?”と困惑してたのがパジャマのまま連れ出されても構わないと素直(?)になっていきます。



そして”あなたが”

「どうしても会いたかった」と無茶ばかり言う人

と無理やり”私”を連れ出して

こんな時間からどこへ行くの?秘密のデート

果たして『パジャマドライブ』の行先は?



本当の光を見せてあげたかった


ということで『パジャマドライブ』の続編となるべき曲で私が考案したのは『星空を君に』(46thハイテンションC/W)になります。

『星空を君に』歌詞 http://j-lyric.net/artist/a05bfcc/l03d13d.html


この曲の歌詞は個人的に非常に珍しい構成になってると思っていまして、それは1番のAメロだけが女性目線から書かれていてあとは男性目線になっていることです。

その1番のAメロ後半で

どこまで連れて行くの?ハンドル握っている あなたは何も教えてくれない

ここは『パジャマドライブ』の

こんな時間からどこへ行くの?秘密のデート(パジャマドライブ)

と同じ意味だと考えてこの2曲が繋がってるとして考察しました。



そして”僕”が”君”を強引に連れ出してどうしても見て欲しかった景色

Starlight through the night とっておきの場所へ 星空が一番綺麗に見えるよ Starlight through the nightどうしても君に本当の光を見せてあげたかった

”僕”しか知らない満天の星空という解釈になります。

さらに大サビ前のDメロではその満天の星空の下で

この腕の中に今抱きしめながら 接吻(くちづけ)を交わし 輝く(輝く)星になる(星になる) 僕たちはどこにいてもPolar star

告白してめでたく”僕”と”私”は結ばれることになります。

よかったねおめでとう。


余談ですが2番のサビの最後の歌詞で

永遠の意味を星降る夜空が語っているだろう いつまでも変わることのない光を君だけに贈る 僕は僕は誓おう

星空の永遠と変わることない想いを誓っています(最近なんか似たようなフレーズを目にしたような気がしますが…)



そんな素敵な夜ロマンスコール


さて『星空を君に』で結ばれた2人ですが、さらにそこから家に送り届けるまでを歌った曲として『ショーは終わらない』(A7th「M.T.に捧ぐ」公演 ※未音源化)を繋げて考えました。

この曲を選んだ理由はほぼほぼ『星空を君に』との歌いだしが対になってると直感的に感じたからです。

ヘッドライト切り裂くように 真っ暗な森を抜けて 車は見知らぬ道を行く(星空を君に)
星空の眩しさにヘッドライト届かない(ショーは終わらない)

偶然か両曲とも”ヘッドライト”という単語が入っていて、しかしヘッドライトの光の表現が真逆になっています。

『星空を君に』では強引に連れ出されて行先もわからない不安感をヘッドライトの光が切り裂くほどの暗闇として表していて

『ショーは終わらない』では満天の星空で結ばれた心の充足感をヘッドライトが届かない程の光として表現していると勝手に解釈しました。

この2曲の歌いだしの対比が個人的に凄くしっくりきました。


歌いだし以外にも、シチュエーションがドライブだったり

パパに叱られるいけない夜明け(パジャマドライブ)
もうパパも寝てるかな初めてのボーイフレンドいつかはそう紹介したい (ショーは終わらない)

歌詞にパパが出てきたりと共通点が多く見られます。


ショーは終わらないよ 車止まっても(車止まっても)
ドアを開けるまではドキドキしてる恋の時間
ショーは終わらないよ 帰りたくない(帰りたくない)
そっと瞳閉じて待ってるのあなたの甘いおやすみ
ねえ別れ際長いキスをしてよ
それがデートのアンコール


ということで

『パジャマドライブ』で強引に連れ出されて

『星空を君に』で満天の星空の下で結ばれ

『ショーは終わらない』で家に送り届けられ、幸せの余韻に浸る

という3曲をストーリーとして繋げて解釈しました。



せっかくなのでAKB48カルタにも応用してみる


『星空を君に』と『ショーは終わらない』の歌いだしの対比という物に運命的(大袈裟)に気が付いたのですが、これ丁度五十音でも連続してるんですよね。

へ ⇒ヘッドライト切り裂くように 真っ暗な森を抜けて 車は見知らぬ道を行く(星空を君に)
ほ ⇒星空の眩しさにヘッドライト届かない(ショーは終わらない)

ということでこの2曲を私のAKB48カルタの”へ”と”ほ”に設定したいと思います。ついでに

は ⇒パジャマでドライブ月明りを道案内に こんな時間からどこへ行くの?秘密のデート(パジャマドライブ)

同じは行に納まるので『パジャマドライブ』を”は”にしたいと思います。


これ、今後は各行ごとにテーマを決めてAKB48カルタを考案していくというのも一つの案になるかもしれないですね。


以上3曲のストーリーを繋げるという形で歌詞解釈をしてみましたが、想像力が掻き立てられて面白いのと同時に、それを文章化する難しさを改めて思い知りました。


最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。

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