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現代の浮世絵師と称される画家の作品集『岡田嘉夫——綺想の絵師』、クラウドファンド開始しました!

『岡田嘉夫——綺想の絵師』書影

画家・岡田嘉夫の集大成となる作品

現代の浮世絵師と称される画家・岡田嘉夫。その膨大な遺作を整理した新しい作品集『岡田嘉夫——綺想の絵師』の制作費を募るクラウドファンドが始まりました。

画家・岡田嘉夫の作品600点を鮮明に美しく紹介する作品集。サンエムカラーで印刷を担当しております。限定500部のみですので、この機会に是非ご購入ください。

「綺想の繪師・岡田嘉夫が計画した 幻の画集の出版を応援してください!!限定500部」

クラウドファンドの返礼品には、作品集以外にも、Tシャツ、ポストカード、ジークレ版画、木版画があります。

岡田嘉夫ファンの方だけでなく、挿絵や浮世絵に興味ある方にも楽しんでいただける一冊だと思います。まずはサイトをご覧いただけましたら幸いです。

岡田嘉夫とサンエムカラー

岡田画伯の生前からサンエムカラーとの関係性はあり、展示作品のプリントをさせていただきました。事例を紹介した過去のブログ記事になります。

2019年には、「オリエンタルスイーツエアポート大阪りんくう」がグランド・オープンの際、岡田嘉夫先生の壁面絵画をプリント。

2020年には、神戸メリケンパークオリエンタルホテルのラウンジに岡田嘉夫先生の壁面作品をプリント。

2024年には、岡田 嘉夫「新・源氏物語」 原画展の開催を行いました。


【岡田嘉夫プロフィール】

1934年(昭和9年)10月25日、神戸市中央区に生まれる。
1953年(昭和28年)兵庫県立長田高等学校を卒業後、神戸ドレスメーカー学校(後の神戸ファッション造形大学)などで服地やデザインについて学ぶ一方、デッサンや絵画技術向上のため自己研鑽に務める。この頃、昭和を代表する挿絵画家・岩田専太郎に出会い、大いに影響を受けることとなった。
1963年(昭和38年)神戸にてグラフィックデザイナーの活動を開始。OS映画劇場及び、ミムラの嘱託デザイナーを務める。
1971年(昭和46年)挿絵を中心に本格的な画家活動を開始。
1973年(昭和47年)講談社出版文化賞受賞
2021年(令和3年)1月31日、腹膜炎のため死去。86歳没。

【作品集の詳細】

岡田嘉夫の代表作600点をオールカラーで収録し、豪華なコデックス装で仕上げた約280頁の作品集を目指しています。デザインは西岡勉氏、製版と印刷は株式会社サンエムカラーが担当します。

【岡田嘉夫・・・綺想の繪師】

「〈岡田芸術〉とは、低俗に堕する一歩、半歩手前に踏みとどまっての曲技のみごとさなのです」と、デビュー展を観た岩田専太郎を感嘆させた岡田嘉夫。美人画家の系譜を受け継ぎながら、現代の官能を表現する絵師として独自の世界を構築してきました。

その多くは、田辺聖子、橋本治をはじめとする小説家との共作による源氏物語等の古典や歌舞伎、あるいはエキゾチックな奇譚をテーマにした絵物語形式の書籍や版画作品として遺されています。岡田は多岐にわたる作品群を網羅した自身の集大成となるべき作品集を計画しながら、果たせないまま2021年に死去。その死を惜しむファンや友人達とともに、岡田の意志を継ぐべく作品集の出版を進めています。

【作品集仕様】

タイトル:岡田嘉夫――綺想の絵師
サイズ:A5判変形(215x150mm)・右綴じ
製本:コデックス製本
総頁数:約280頁(カラー270頁)
絵:岡田嘉夫
企画制作:山根克彦
デザイン:西岡 勉
作品撮影:株式会社サンエムカラー、薮田和久(スタディオ・ウーノ)
資料提供:今野敦史

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発行者:岡田嘉夫展 実行委員会
発行日:2024年11月1日
販売元:株式会社燦京堂  京都市南区吉祥院嶋樫山町37
印刷:株式会社サンエムカラー
製本:新日本製本株式会社
一般販売予定価格:6600円(税込)
発行数:500冊

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