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【無料】お家でできる!科学実験① 忍者のように液体の上を走る!

こんにちは!
こども科学実験教室代表の井上太陽と申します。

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少しずつではありますが、当実験室で行なった実験を紹介していければと思います✨

その第1号は・・・

「ダイラタンシー」です!!!
(なんだそれ!)

簡単に言うと片栗粉スライムです!
うまく水と混ぜてこねると不思議な性質を示します!!

材料

・片栗粉
・水
・お好みで食紅

実験の楽しみ方

水80g(80mL)に対して、片栗粉100gの割合で混ぜます。
これでボウルの中でこねて遊ぶには十分な量です。

大きな容器に入れて走る場合は、片栗粉を大量に入れる必要がありますが、その時もこの割合で入れてください。
↓この写真の大きさの容器だと、500g入りの片栗粉を4袋入れて、水は1600mL入れました。

結構こねるだけでも気持ちが良くて楽しいんですよね✨

水とよく混ざったら、こねたり叩いたり、走ったりしてみましょう!

何が起こっているの?

さて、このダイラタンシー、何がすごいの?と言うお話です。
一見スライムと大差ないですが、面白い性質があります。
見た目は液体ですが、衝撃を加えると硬くなります。
つまり、ゆっくり手をつけておくと沈んでしまいますが、勢いよくパンチを🤛すると、沈まずに止められてしまいます!!!
(なんと・・・)

下の写真では、お団子を作ってみました。
固めるためには、素早く力を加え続ける必要があります。

しかし、力を加えるのをやめて、掌に乗せておくと、グニャリと形を変え、液体の状態に戻ってしまいます。(※食紅で色をつけています)

このように、液体と固体の性質を併せ持つような不思議な物体がダイラタンシーなのです。

走ってみよう!

パンチをしたり、握って力を加えると硬くなるなら、巨大な容器にダイラタンシーを作って、その上で高速で足踏みをすれば沈まないのではないか!!!?

と言うダイナミックな実験もできます。

と言っても家でやるなら、庭かお風呂場でないとできませんが。

もちろん見た目は液体のダイラタンシーの上を沈まずに走ることはできます💨!!

足を止めると沈みます。

この体験がこどもたちには大人気で、大はしゃぎです✨

以前の記事でも書きましたが、幼少期に「五感」を使って様々な刺激を与えることはとても重要です。

この実験では、手や足や🦵、時には顔!?も使って、不思議な物質に触れてその性質を肌で感じることができます。

子どもたちは粘土遊びでもしているような感覚でしょうけどね。

発展

どうしてこうなるのかと言う原理は、小さい子に話してもあまり意味がないような印象でした。

すごく簡単に言うと、力を加えると、片栗粉のような小さな粒子と粒子の隙間に水分が入り込み、スポンジのように内側に水分を溜め込んだような状態になります。

この時、表面は一瞬乾いたような状態になるのです。

ビー玉って、いくら綺麗に並べても「球」なので必ず隙間ができますよね。
あの隙間に水分が入り込むイメージです。

まとめ

ここでは、あくまで一般家庭で楽しく実験ができるようネタ提供をしていきますので、学術的な原理説明は簡単なものとさせていただきます。

この実験は、かなりこどもたちに大人気です✨
食品しか使っていないので、安心ですし!

部屋でやるとそれなりの覚悟がいることだけは、お伝えしておきます(笑)

ぜひ挑戦してみてください!

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