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火災保険の重要性について

お久しぶりです。
本日は賃貸契約において、
必ず加入しないといけない、「火災保険」について
お話させていただきます。

皆様、賃貸物件を借りる際の初期費用の明細に「火災保険料」が入ってるのを目にしたことはあると思います。

2年 18,000円だとか
1年 10,000円だとか
高いところだと
2年 27,000円

なんてところもあります。
皆様なんとなく
「あー火災が起きた時のために入っとかないといけないのか」
なんて思いながら何の疑問も持たず、内容も把握しないまま
加入させられていることが多くございます。

正直、賃貸借契約に於いて、この【火災保険】は非常に重要なあなたの味方となってくれるのです。

この仕事をしていると
退去時にお客様と業者で室内に損害がないかチェックする【退去立ち合い業務】というものがございます。

その際に壁に穴が開いていたり、
洗面台が割れていたり、、、、
結構悲惨な現場を見たりもします。

皆様口をそろえて言うのが【最初からこうだった】です。

おいおい、小学生と話してるのか?

とため息がでます。

結果、修繕費を請求され、多額の費用を払う羽目に・・・
中には退去費用が払えず飛んでしまう方もいらっしゃいます。

もちろん飛んでしまえば、先日のお話にあった通り
めでたく保証会社の【ブラックリスト入り】です。

次の賃貸契約で審査落ち。
物件を選ぶ権利を奪われてしまいます。

そうならないための正しい知識をつけるためにも
この記事は流し読みでもいいので、是非目を通していただきたい。

まず、火災保険にはいくつもの【補償】が入っております。

・個人賠償責任
・借家人賠償責任
・家財保証
・水災・雪災
・地震保険

etc

地震保険は入ってないことが多いですが、
今回は上の3項目にフォーカスし、正しい知識をつけていただければと思います。


【借家人賠償責任保険】
これは、借り物(賃貸物件)のための補償です。
補償内容は各保険会社によって様々ですが、
ベースとして、
◆オーナー様の所有物に対する補償◆
となります。
例を出すと、
・借りている部屋の壁に穴をあけてしまった
・洗面所台にドライヤーを落として割ってしまった
・ドアガラスを割ってしまった。
など、借りている物件の所有物様に対して損害を与えてしまった場合、
補償される保険となります。

先ほどの【最初からこうでした】は割ってしまった時に
適切な対応で保険請求してれば、保険で直って退去時も
オーナー様から請求されることはありません。

次に
【個人賠償責任保険】
こちらは加入者が、他者に対して損害を与えてしまった場合
適応される保険です。

ここで疑問が生まれますよね?

「え?物件外で起こった事故は対象外ですよね?ほぼ使えないじゃないですか」

いいえ、個人賠償責任は物件外で起きた事故でも補償対象内です。

例えば
・子供が自転車で他人の車にぶつけてしまった
・酔ってお店の看板にぶつかって壊してしまった
・飼ってる犬が散歩中他人を噛んでケガさせてしまった

等、自分か同居する家族が他者に損害を与えてしまった場合に使える
便利な保険なのです。

最後に
【家財補償】
についてですが、
正直これが火災保険料を決めていると言っても過言ではございません。

ご自身のお持ちの家財の補償(火災などが起きて家財が故障してしまった場合)ですが、
適正な価格を把握しておかないと、無駄に保険料が高くなってしまいます。

一人暮らしの方の家財はせいぜい高くて家財の総額が100万円程度ですが、
よく賃貸の保険には300万円の補償がついた火災保険に加入している方が
多数見受けられます。
家財の補償金額が高いと保険金も高くなってしまいます。

適正な家財金額の保険に加入し、適正な火災保険料を払うようにしましょう。

ここまで長く話しましたが、
言いたいことは1つ、
◆火災保険に加入する場合は補償内容をしっかりと把握しましょう

ということです。
火災保険の加入は原則任意です。(加入しないと入居できないケースがほとんどですが)
不動産会社の指定する火災保険は基本的に補償内容が薄く、
不動産会社へ入る代理店手数料が高い保険をチョイスしてることが多いです。

しっかりとご自身で保険を吟味し、
【安いだけ】や【言われたから】で加入するのはやめて、
万が一の際にご自身を守ってくれる武器として、
見定めるようにしてください。


お気軽にご相談くださいませ。


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