AI、2次元と3次元、次元を考える(ショートムービー用台本)

C:もし私が、、、
C:AIを利用して、付き合えないような人をアプリで設定して、付き合っているみたいにしていたら、どう思う?

K:どうしたの?

C:友達がそういうの、やっていて、
C:別れたカレをそういうアプリに作って、付き合っているように楽しんでる。
C:どう思う?

K:、、、
K:気持ちはわかるよ。心配になるよね。

C:、、、

K:難しい話で、、、個人、個々のケースと大きな視点、組織みたいな視点で見た場合で見え方は変わってくる。

C:KはAIに詳しいでしょ。教えて。

K:その子が何で利用しているかはわからないから、
K:全体で見た場合、社会という大きな組織からの視点について、話すね。

C:うん。

K:AIと人というのは次元を意識することが大事。

C:次元?

K:AIというのは、どんなに優れていても2次元のような存在だと思っていい。

C:2次元のような存在?どういうこと?

K:AIというのは3次元時空間という現実世界から、2次元という仮想世界に3次元のものを投影した世界、そうイメージしている。

C:何、それ?
C:わからない。

K:AIというのは目に見える存在としては電子機器、機械として存在する。
K:しかし能力はコンピュータなどの仮想世界を利用して、いろんなことができる。
K:現実と仮想、2つの世界に重ね合わせで存在している、そんなイメージ。

C:現実と仮想?重ね合わせ?

K:AIの仮想というのは、人がAIに情報を入れること、現実世界の投影をすること、
K:そうやってつくられる。

C:よくわからないな。

K:よくAIはゼロからイチを作るのは苦手だと言われる。
K:それを例えて説明すると、人は積み木などのブロックを作ることはできる。
K:AIはブロックを作ることはできないが組み合わせて、人以上に上手に組み上げるようなことは得意、そういう特徴になる。

C:その例えはわかる。
C:重ね合わせや次元って?

K:ブロックを作るというのは現実の世界で存在する必要がある。

C:ゼロからイチということね。

K:うん。
K:ブロックを組み合わせるということは現実の世界で存在しなくてもブロックの情報が存在すれば、あとは仮想世界で組み合わせてもできてしまう。

C:確かにそうかもね。
C:情報があれば、その組み合わせでいろんなことはできてしまいそう。

K:現実と仮想、
K:それを意識することは大事になってくる。
K:もう一つ簡単な例えで現実と仮想について説明する。

C:もう一つ?

K:現実と写真。
K:現実と写真というのも2次元と3次元で次元の違いが分かりやすい。

C:写真は高さ(奥行き)がないから、2次元では円で見えたとしても、
C:それが球体なのか?円柱なのか?はわからない。
C:そういうこと?

K:うん、そう。
K:それに平面か立体かだけでなく、
K:写真というのは視覚的には忠実に再現することは可能ではある。
K:しかし、温度や触感、匂いなど他の感覚を伝えるということはできない。

C:3次元から2次元に次元が変化する、改めて考えるとそういうことになるんだね。

K:写真というのは現実世界の一部を切り取って、2次元の世界に投影している。

K:そして、それはAIにも同じようなことが言える。

C:AIにも?

K:AIは人間が現実世界を投影したものを仮想世界で組み合わせをして作業している、
K:それはわかった?

C:まだよくわからないことも多いけど、
C:現実世界の投影だから現実世界の全てを表現できるのではなく、投影されたものの組み合わせでできている、そういうことでしょ?

K:うん、
K:AIというのは今のように次元の違いを意識することが大事になってくる。

C:現実と仮想、、、

K:仮想の世界だけを見て、勘違いしてはいけない。

C:仮想世界というのは現実の投影であって、3次元と2次元という次元の違いがある。
C:じゃ、やっぱり、仮想世界に別れた彼氏を存在させるのは間違いだね。

K:一般的にはそうだけど、個々のケースでは答えは変わってくるからね、
K:何とも言えない。

C:

K:別れたと言っても、
K:例えば、恋人が急に亡くなった、そういう場合。

K:人の死というのは大きな出来事でショックも大きい。
K:まして急に別れることになった場合、、精神的なダメージは大きい。

K:冷静になるまで、
K:死という事実を受け入れることができるまで利用することはいい、
K:個人的にはそう思う。

C:ずっと使い続けてもいい?

K:ううん、
K:それは違う。死というのは生物だから、生きているから、いつかは必ずくる。
K:そこから逃げる、ということはできない。
K:生きるというのは偉大で荘厳だ。
K:そして死というのも同じようなもの。
K:親しい人、愛しい人の死、
K:そこから経験することは貴重で人を大きく成長させる。

C:、、、
C:AI、仮想世界に依存して、死という別れから逃げてはいけない?

K:そう思う。
K:人類としても、個人としても、
K:生きている以上、死の受け入れを逃げてはいけない。
K:死の受け入れができなければ、生きる意味はない。

C:、、、
C:まぁ、別に死に別れたとは聞いてないけどね。

K:そうだったね。
K:でも、次元を意識するとなぜ生きるかというのは大事になってくる。

C:難しい話でまだ整理できてないことも多いけど、なんとなくわかった。
C:ありがとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?