大人の姿

最近のアニポケを見ていると、子供をサポートしてくれる大人たちがたくさんいて、とても安心する。リコ、ロイ、ドットが所属しているライジングボルテッカーズの大人も、リコたち子供をサポートしてくれるから、安心している。マードックが料理を作ってくれたり、過保護と言えるくらい心配してくれるのは、少しやりすぎとは思うけど、やっぱり嬉しい。
後、モリーとリコでイッカネズミたちを助けようと、土砂崩れの現場に行った時、リコが現場の最深部に行った時「無理しないで!」と呼んでくれたのも、戻ってきた時「心配したんだよ」と言ってくれたのも、嬉しいなって。
子供が無茶しようとしてるのを、無茶するな!と言ってくれる大人って大事だと思う。
ジムリーダーの人たちもそう。ジムリーダーは先生って感じかな。
私が印象に残っているのは、セルクルタウンのジムリーダーのカエデさん。オレンジアカデミーの研修で、リコの試験担当になってくれた方で、ケーキ作りを通して、リコに本番を経験させることで
「練習も大事だけど、その時に自分の精一杯の思いを込めること、その瞬間を大事にすること」
を教えてくれた。だから試験本番で、今のリコが出しうる力を全部出して、バトルを楽しみ、ニャローテの思いに応えて、テラスタルができた。バトルは負けちゃったけど、テラスタルできた段階で合格だったみたいで。その後も続けたのは「味見したくなったから」と。伸びしろがあるってことだと思って、凄く嬉しかった!リコもとてもやる気が出ていて、リコが頑張る素地を作ってくれた方だと思う。
だからカエデさんみたいな先生が、子供たちのそばにいたらなと思う。

こう思うようになったのは、多分私が、ライジングボルテッカーズの大人たちと、そう変わらない年になったからだと思う。
リコたちくらいの頃は、何で邪魔者扱いするの?と思ってたけど、今思えば、子供たちを危険に巻き込まれないように守ってくれていたんだろうなと。
本来は事件現場や、災害現場、森や山の最深部、海の中って、子供が行くのは本当に危険だから。
無茶するな!と言ってくれる大人は大事なんだって思う。でも、他の人も言ってるけど、昔のアニメは多少の無茶は聞いていて。でも今は、子供をサポートする大人は多い傾向みたいで。そういう風潮だから、というのもあるだろうけど、当時の子供たちが大人になったから、というのもあるのではないかと思う。今大人になると、子供って本当に小さくて。すれ違っただけでもケガさせないか?と怖くなる。だからリコくらいの子をアニメで見ると、めっちゃ心配になる(リコは無茶しすぎ)
それでやっぱり、子供を心配し、守り、サポートしてくれる大人がいてくれることに、安心感があると思う。親ではないけど、こういう大人がいてほしいと。
後、カエデさんのことを「先生」と言ったのは、もしかしたら、子供をきちんと見てくれる大人が欲しかったのかもなと思う。やっぱりそういうのは嬉しいから。自分を見てくれる大人がいるというのは。それだけで支えになるから。自分の心、考えていること、それを受け止めてくれること、それは今になっても嬉しいから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?