【ネタバレ】EDF6に登場するエイリアンたちについて

EDF5に登場したコロニスト、コスモノーツに続いてEDF6ではさらに新たなエイリアンが登場します。
彼らに相対したEDF隊員たちの反応は多様で一見するとギャグっぽい要素もありますが、その辺に無理やり意味を見出していろいろこじつけてしまおうという記事です。
※EDF6の全編にわたるネタバレを含みます。













人間に似すぎている!!

カエル巨人の姿をしたコロニストはEDF5で初登場した際には人間に酷似した姿と報告され、EDF隊員達も引き金を引くことに躊躇し、話し合いの余地を模索する動きもありました。
続いてEDF5の中盤以降で登場するデカいグレイであるコスモノーツと交戦し、破壊されたヘルメットの中の素顔を見たEDF隊員たちは「人間とは似ても似つかないぞ!」と発言しました。

この流れはEDF5をプレイした人ならもれなくツッコミを入れるであろうポイントで、どう見てもグレイの方が人間っぽいだろ!というギャグとして今まで認識されていました。


このセリフについてプレイヤーたちは

・ゲーム画面ではカエル巨人として表現されているが実際には人間そっくりの巨人
・セリフや2種のエイリアンの立場はもともと逆で使うつもりだったが開発上のなんかの理由で差し変わった。

等の説を唱えましたが、何の結論が出るわけでもなく…という感じでした。

実際自分もせいぜい「B級映画あるあるのなんかナンセンスな認識ギャグ」を再現したんだな程度に見ていたのですが。EDF6でタコ型宇宙人であるクルールが登場したことでその辺にも意味をもうちょいちゃんと見いだせるんかな…となったわけですね。

なぜ人間に似すぎている!のか

それはもうEDF6で語られたといっても過言ではありませんでした。割ときれいな回収でしたね。

コロニストたちは人類滅亡後に地球に新たに誕生した知的生命体で、人類と全く無関係な種族ではないことがプロフェッサーによって明かされます。
見た目はカエル人間ですが、自分たちの遠い子孫にあたるような存在であるコロニストに親近感を覚えてしまうのは当然の結果だったのでしょう。

余談ですが、EDF6の終盤で隊員が稀に地球のすべての生命を守る的な歌詞の歌を歌っています。コロニストがカエルの子孫なのか、カエルっぽく進化した人間の子孫なのかは不明ですが、愛すべき対象ではあるのでしょう。

なぜ邪神と呼ばれるのか

グレイ宇宙人フェイスであるコスモノーツや6で登場したタコ型宇宙人であるクルールには人類は親近感を覚えていないばかりか、クルールに対しては戦意を喪失するレベルで恐れています。

これは彼らエイリアンが地球に一切由来の無い存在であるとともに、人類が本来出会うはずがない存在であるからだと考えます。
プライマーの侵攻の動機はタイムパラドックスの解消です。
プライマー自体は本来は人類滅亡後のはるか遠い未来に生まれる存在ですし、人類が滅亡していることがプライマー誕生の前提条件ですらある可能性はあります。

それらの歪みがEDF隊員たちに必要以上の嫌悪感を抱かせたのではないでしょうか。

なぜ人間とは似ても似つかないけど邪神ほど怖くはない!のか

コスモノーツたちは人間とは似ても似つかない!のですが、クルールに相対したときほどEDF隊員が恐れていません。
まぁ確かに触手がたくさんあるクリーチャーそのものなクルールと比べれば人に近い姿をしていますから、比較の問題で若干怖くないのかもしれません。

ただそれだけではなくて、コスモノーツ(加えて銀の人)が比較的人間に近いのにも多少意味はあると思います。
リングやリングと同等の時間移動能力があるラスボスが金色の装甲を持った意匠をしていることから、コスモノーツたちの文化を持ったプライマーが時間軸的にはプライマーとしては中心的存在であり、EDF6で主要となる銀色の装甲と海洋生物風味のデザインを持つプライマーたちは強力な戦闘力を持ちながらも主流派ではないと考えられます。

リングなどのタイムマシンが過去への移動へしか使われていないこととリング破壊後に登場したリングが作られた時代からさらに未来から来たと思われるラスボスもコスモノーツたちと同じ意匠であることから、EDF6で主要となる銀色の装甲と海洋生物風味のデザインを持つプライマーたちは過去のより原初に近い時代のプライマーなのではないかと思います。

元々はプライマー文明の主要構成員は海洋生物っぽい連中だったと思うのですが、最終的にプライマー文明の中心人物となる銀の人が人間に近い姿をしていることはプライマーにとっても重要な意味を持つのでしょう。
身体を改造したのか、別の種族が実権を握ったのかは定かではありませんが。
(同じ一つ目という共通点から、アンドロイドは銀色海洋生物文化時代と銀の人時代の移り変わりに生み出された存在なのかもしれませんね)

そして彼らは発見してしまったのです。自分たちの文明のルーツが生まれた時代よりもはるかに太古の昔に、自分たちが理想とする姿に比較的近い頭と胴体があり、手足が一対ずつある地球人の痕跡を。
そういった理由で時間旅行をしてまで文明を興したような頃の人類を調査に向かった…だとしたらとてもロマンがありますね。

つまりはコスモノーツたちは「カエルほどではないが、プライマー側が意識する程度には人に近い」のではないでしょうかね。

正直プライマーはうかつなところが多すぎてタイムパラドックスで自滅してる感はかなり否めないのですが、そういう理由だったとしたらなんか壮大だし宇宙的で素敵じゃないの…ってなりませんか。

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