1周年が過ぎました。
前回投稿で唐突に自分を語りはじめ、1回で終わると言っておきながら複数回に分け、あまつさえ更新を滞らせるこのライブ感満載のクズ人間。そんな私。前回の続きからお話していきます。興味のある方は↑記事をチェック。
えーとそうそう、入社したんですサンファーム泉に。入社して1週間は、ひたすら山の中の畑に連れていかれました。詐欺ですよ。入社前の見学した時の畑は人里からさほど離れていなかったのに、初日から知らない場所に連れていかれるんですもん。しかも上司?のおじいちゃん2人と一緒に。そこには水道ひとつ通っていないので、トイレはおろか水汲み場もありません。
私は農作業というものをなめ腐っていて、500mlも入らないような水筒1つだけを持って仕事へ同行します。当然すぐに喉も水筒もカラカラに。
「そんつぁばかしか持ってこねば足りのて当たり前だこてや!(その程度の量では足りなくて当たり前だ。)」
と叱られます。しかしそこは山の恵み。小川が流れていたので冷たい水を確保できました。(生水で)腹に悪いかもしれないから明日からはちゃんとしたものを持ってこいと言われ、2日目にはちゃんとした大きさの水筒を持っていきました。
作業の方はというと、ひたすら雑草を刈る単純作業。まして刈払い機を扱えない私は手鎌でアロニアの樹にまとわりつく蔓状の雑草をひたすら刈ります。単純作業なんてマジ勘弁だぜー。と作業中は思っているのですが、いざはじめると時間が経つのが早い。しかもやり終えた畑はアロニアが雑草から開放されて生き生きとしています。
『うーむ。思っていた農業とは違ったけれど、この達成感は中々病みつきになりそう。』
そう思っていた矢先。出社してすぐ、社長から指令。WinXPのオンボロPC(しかもデスクはなく段ボールが机替わり)で、10分でこの文章を打ち込んでくれ!と言われます。
そんな事言われたって、起動にまず3分近くかかります。焦りに焦って作ったものの、いざ出来上がったのは40分後でした。それでも社長は「ありがとう!助かった!」と言って飛び出していきます。
これを機に段々と雑用的な事務仕事も任されるようになっていきます。
そうして入社して1カ月経つか経たないかの頃、衝撃的な一言を告げられます。
「有期雇用って書いてたと思うけど、この契約が終わる来年から本採用するから」
は?有期雇用の気楽さで入社した会社で、まともに戦力にもなってない私が何故本採用??結局今でも社長自身に直接聞いたことはありませんが、どうやら先輩スタッフによると、
「今までも何人か有期雇用で採ってはいたんだよね。でもみんな一癖あったり年齢重ねてたりね・・・。これ!って人がいたら正社員登用する予定だったみたいだよ。」
私のどこに『これ!』を見出したのか・・・。これ!は未だに恥ずかしくて聞けていません。
その後も思いつき社長に振り回され「明日から長野行くぞ!」と前日夕方に言われたり、作業服と長靴のままの私に、「同行しなさい」と新潟の繁華街に連れていかれたりと。まあ破天荒な社長の秘書的な仕事をこなしながらお仕事を覚えていきました。
ただ思いつきで破天荒なだけで、頗る人格者な弊社代表樋口。叱られることは数あれど、感情に任せて怒られるという事は数えるほどしかありません。
それは樋口の社会人としての人生観からくるものでした。
「俺たちの時代はさ、金の卵とか言われてそれはまあ諸先輩方に気長に待ってもらったもんなんだよ。でもお前さんたち今の若者はさ、やれ即戦力だそれ実力主義だと言われ続けているだろう。俺はそれが不憫でならん。新人なんて3年は使い物にならないって良く言われたもんなんだよ。だからお前さんは気楽に、大きく育ちなさい。」
もうすぐ丸8年。少しでも会社に恩返しできていればいいのだけれど。大きく育てただろうか。まだまだペーペーの一スタッフのお話でした。
だからアロニアの宣伝はー!!?!!?
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