【全国4位!】岡山県立芳泉高校について
今日は、岡山5校の1つ、芳泉高校について書きます。
10月19日にあった学校説明会に参加して来たのですが、正直ちょっと驚きが強かったです。
さっそくいきましょう。
では、れっつごー。
◆学校説明会での驚き
私、岡山県の人気高校の説明会にはだいたい顔を出しているんですね。
芳泉高校は今回初めてで、説明会の内容にちょっと驚き。
雨降る土曜日の早朝。
わざわざ集まっていただいた数百人の保護者様・生徒を目の前にして全体説明の先生が開口一番これ↓
「芳泉高校は普通科なので他の学校とやっていることは変わりません!ので詳細な説明は省略します。」
かっこよ。
いやでも、ほんとそれな。
普通科ってどこの高校も特色出しづらいんですよ。
だってほんとにやることはどこも大学進学に向けた勉強なので。
商業や工業・美術系の学校なら語ってほしいことは山ほどありますが、『普通科の説明会って難しいなー』って、ちょうど思っていたところにこれだったのでちょっと驚き。
続けてこれ↓
「芳泉高校は国公立大学進学率全国4位。岡山県では5年連続1位です。それがすべてです。また、今日は生徒が授業している姿を見てもらうことが一番早いのでそちらに時間とります!」
かっこよ。
結果の数字がすべて。
文武両道・文化祭が盛り上がる・海外交流がある・先生との距離が近い。
だいたいどの高校もこのあたりの説明をされるのですが、それは当然って感じ。
全体の説明時間も10分で終わって残りの45分は学校内で授業をしている1、2年生のクラスを自由に回って見学するという内容。
他の学校説明会に行って話を聞いた事がある方にとってはこれがベストかもしれない。
◆実際に授業見学してみて
で、実際に授業を見た感想、、、の前にもう一またこれが面白いのが、
英国数の授業については生徒の習熟度(レベル)によって3つのレベルにクラス分けされていて、授業のスピードや内容を変えているんですね。
このクラス変えが定期テスト毎に頻繁に行われるそうなので、今の自分に合ったレベルの授業を受けられると感じた。
授業では、先生が黒板に投影している授業ノートの内容を生徒が持っているiPadでも同時に見ながら進めるのですが、
最上位クラスを見学した時に、先生の方を見る事なくずっとiPadを触りながら黙々とペンを走らせている子が何人かいて、近くにいた案内人の先生に、
「あの子は先生の話も聞かずに何をしているのか?」と聞いたところ
「先生が今日の授業で説明する内容がiPadに出ているので、それを見ながら自分だけで先に解き進められるならどんどん進めて良いと伝えている。解いてみて分からなかったら先生の説明を聞くという形で進めている子もいる」と。
いやそれ、めちゃ良い。
まずアウトプットしてからのインプット。最強の学習方法。
我々がされてきた学校教育ってインプット(先生の授業)してアウトプット(問題演習)だったんですよね。今も中学まではまだこれ。
でも実際に最も学習効率が良いのは、まず問題にトライしてみて、どこがどう分からなかったか?という状態で授業を聞くこと。
この形であれば授業中に聞く事は「自分がわからなかったところ」と明確になっているので情報として入って来やすい。
そうは言っても、「自分がわからなかったところ」を判断するのが難しい。
「わかったつもり」「ちょっとわかった」これで進めるかどうか判断するのは生徒自身なので、自由にさせすぎると怖いのは確か。
それができている芳泉高校の生徒レベルの高さを感じた。
今回の説明会のたったの60分で、学校考え方や自分たちの授業・学習管理に絶対的な自信を持っていることはひしひしと感じ取れた。
◆まとめ
ここまでべた褒めのようになってしまったが、自分が感じたことを書いたので致し方なし。
「〇〇高校も同じようにやってるよ!」ってお声をいただくかもしれないが、それを学校説明会で保護者様・生徒へ伝えられていないならそれはやっていないのと同じ。
公立高校とはいえ、生徒獲得活動にはもっと力を入れてほしいと感じているし、60分という説明会の時間内で何をどう魅せれば学校の良さ・考え方が来てくれた人に伝わるか?ということは先生方にも試行錯誤してほしい。
それを考えることで自分の学校の本当の強みや、もっと改善できることに気づけて、結局在校生のためになるのだから。
その子の人生を変えるかもしれない高校受験。
思ったより〇〇だった。。。という点を一つでも少なくして受験に挑んでほしい。
今日はここまで!