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郵便受けの中は小宇宙を超え、モンスターとなり、こちらの世界を静かに観察している

宇宙は無限に発散している。今もこの瞬間も。人類が宇宙の神秘を解くことは出来るのか?

そして郵便受けの中も同じ。いまこの瞬間も膨大に発散を続けている。

僕はすべての動作において後回しにする生命体だが、なぜか郵便受けだけ、唯一といってもいい、郵便受けだけはこまめにチェックしている。


なんか重要な書類を逃した経験がある!とかではなく、一人暮らしを始めてからずっと郵便受けはこまめにチェックしている。


しかし、特にわからないが、大学生だからなのか?まあまあの頻度で小宇宙を形成している神秘的な郵便受けを拝むことがある。


そもそも宇宙をこの目で見たことがないので、宇宙を神秘的という言葉で形容していいのかは謎だがその話は今回のnoteとは無関係であるため、割愛させていただく。


郵便受けの小さい手紙投入口から見えるものはもはやチラシや郵便物の類ではない。これは小宇宙を超え、何かしらかの新しい生命体である。それほどの気迫があの小さい手紙を入れる部分から伝わってくる。


今はまだ、この小さい部分でしかこちら、地球とつながりがない。だがもし、郵便受けの扉が開き、こちらの世界に侵入してきたら…僕は果たして無事でいられるのか?


それにしても一体、何を投入したらあの、小さな郵便受けという空間でこれほどまでのモンスターを生み出すことが出来るのか?僕にはわからない。なんせ僕の郵便受けはすっからかんの無であるから。


また、あそこまでのモンスターを育成するにはどれほどの年月を要したのだろうか?鍾乳石が1㎝伸びるのに100年かかる事を考えると、果たして郵便受けに潜むモンスターの成長速度は…時間軸がバグっている。


鍾乳石


一番疑問なのは、そんなモンスターを郵便受けで飼育している飼い主たちは不安にはならないのか?もしかして郵便受けの中にいるモンスターが成長したのは、飼い主を食べ…これ以上、考えるのはやめよう。