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さよならの重要性

物事には始まりと終わりがあるが、実際には始まりのほうが多い。

これは直感的にわかるはずだ。

物事において始まりは必要条件であり、終わりは十分条件であるからだ。自然の摂理では終わりが定義される場合もある。死はその一つといえるが、死も仏教では輪廻転生などの概念があり、終わりと言い切れるわけではない。


生があれば死がある
恋愛があれば失恋がある
入学があれば卒業がある

これは冷静に考えたら必ずしもそうとは言えないだろう。
終わりは必要だというのが僕の結論である。それが自然だと思う。
終わりがない現状の世界がとても気持ちが悪い。

だからこそ始めた物語は終わらせる必要がある。

終わらせなかったら、それがどこかでずっと渦巻いて、残り続ける。

だから、はじめましてから始まった物語はさよならで終わらせなければならないのだろう


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