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晴れ女

娘の“晴れ女”はどうやら本物のようです。

6月も後半に差し掛かった週末、家族で北海道に行ってきました。
北海道は家内が生まれ育ったところでもあり、私達家族はみんな大好きなのですが、義父が他界し、義母も今は三重に住む義姉のところにいるので少し足が遠のいていたのです。

気が付けば約10年ぶりの北海道。

朝9時の飛行機に乗り、午前中のうちに北海道に到着。空港からすぐにレンタカーに乗り換え北海道の旅が始まりました。
まずは、下調べしておいた味噌ラーメンの人気店に直行。朝から何も食べていなかったので腹ペコだったのです。開店間もないのにすでに行列ができていましたが、意外と早く入店できてしっかり堪能しました。
その後、私のリクエストで支笏湖へ。高い透明度で有名な支笏湖ですが、薄曇りの天気だったので少し残念でした。でも道中、車の窓を開けて初夏の空気を車内いっぱいに取り入れ、途切れない鳥のさえずりを聞きながらのドライブはそれだけで十分価値がありました。

そして、娘の晴れ女っぷりが発揮されたのは二日目のこと。

この日は富良野に行く予定でしたが、予報によると曇りで少し雨が降るとのこと。宿泊地の千歳を出る時も曇り空でしたが、なんと富良野に近づくにつれ、晴れ間が広がってきたのです。
実は数週間前から天気アプリで北海道の天気をチェックしていたのですが、自身でも晴れ女を自覚する娘は雨の予報でも『大丈夫、大丈夫』と言っていたのです。
数時間後に到着してみると、富良野のラベンダー畑は爽やかな初夏の陽光に照らされ輝いていました。その後、新緑に囲まれた富良野チーズ工房で窯焼きのピザを食べて、麓郷の展望の丘に登り、これぞ北海道という広大な景色を眺めてきました。

実は今回の北海道の旅の航空チケット代は娘が出してくれました。

『そんなことしなくていい、自分のために使え』と言っても聞かなかったのです。

トンビから鷹は生まれるんですねぇ。

こんな道楽オヤジの娘がこんなになるとは思いませんでした。
私達夫婦にとって娘はいつだって日の光のような存在です。

まさしく晴れ女。

そろそろ、君が新しく作るであろう家族にその晴れ女っぷりを発揮する日も近いのかな…。道楽オヤジはそれも楽しみです。

いや、ほんとだって…。

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