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私とチチの話し。

え?!
チチ?
ハイ。
乳です、乳。

いやー、この話するの勇気いるなぁと思いつつ、でも自分的にハッとしたから書いてみる

みなさん、自分の嫌なところはどこですか?
たくさんあります。たくさんあるけど、私は先月までだったらこう答えてたと思います。

「薄っぺらいチチです」

もう高校生ぐらいから、私の乳がちっとも育たず頭を悩ませていた。
女性らしさとは無縁の体型。
ステキな下着も似合わない。
色気?ナニソレ。
そして女性としての自分に自信が持てなかった。

あの頃から20年以上。
私のチチ現在地についてお話ししたい。

若い頃から本当に悩んでいた。
合う下着がないしワイヤー痛いし、服も胸が薄っぺら過ぎて着られないものがある。
そして女性として自信がなくて恋愛もあんまり上手くいかなかった。

そんな私がまぁ下着はもう、ブラキャミみたいので落ち着き、服はもともとゆるいのが好きだからサイズ感を気をつければお気に入りを着られるようになり、女性としての自信のなさは、そのまま残るにしても人としての自分を受け入れることで恋愛もほんの少し味わうことができた。

そして2015年、母になる。
そして息子がなんと超絶チチ好きで娘がお腹にくるまで(2歳半)まで授乳した。
そして娘はその上を行き、3歳半まで!!! 
分からんもんだなぁ。
なんだかんだで授乳を終えたのは今年の4月。
(この長期授乳についてもいつかどこかで書きたいなぁー。とても悩んだから)

そして授乳後半、私は企んでいた。

妊娠出産授乳を得てほんの少しだけチチに脂肪がついたので、かわいい下着のひとつやふたつ買おうと。
えっ!この際ブラデリスに手を出して育乳でも目指しちゃう?
ワクワク!!

そして、無事(いや少し苦労したけど)授乳を終え、ワクワクだけ抱きながら忙しく、下着問題を棚上げしていたある7月の日。

左胸に違和感。
ちょっとピリピリ痛い感じ。
えっ。
シコリがある。
でもコレ、乳腺炎みたいなシコリじゃ。
今頃?
来週から遠出の予定だし、このご時世熱出すのも嫌だしな。
うっし、病院だ。

エコーはね、妊娠した時にするから経験あったけどマンモは初めて。だって挟めるだけの肉がないしって思ってたし!!

ドキドキ。

まずは触診。
先生「シコリありますね」

エコー。
先生「あっ、コレですね。この黒いとこ。ん〜、調べた方がいいかなぁ。まずはマンモしてからお話しします。」

私「えっ(・∀・)?!」
乳腺炎じゃないの?!

マンモ。
看護師さんさすがです。
そして結果胸に無数の白い点々。
先生「白い点はカルシウムの結晶で何らかの理由で固まってしまったもの。こういう人はエコーで見えた黒いところがいくつかあれば問題ないけど、あなたはひとつしかない。多分違うけどガンの可能性も0じゃないから麻酔して、針入れて細胞を取って調べましょう。」

えーーーーーーーー( ゚д゚)!!!

今日乳腺炎ぐらいの気持ちで来てるんですけど。。。
先生親切に細胞取るぶっとい針まで見せてくれてしかも4回刺すとおっしゃる。
ガクガクブルブル。

処置するまで1時間ぐらい待ち時間があってその時にすごく怖くなった。

ずーっと好きじゃないと思ってた自分の胸がこれから傷つくこと。
もしかしたら、もっともっと怖い目に遭うかもしれないこと。

そして、その一時間の間とても申し訳なくなった。自分のチチに。
私はここ20年以上、このチチに対してどう思ってた?どう感じてた?
しかもよ、この6〜7年子供たちを育てる相棒としてそれはそれは頑張ってくれて、すごくすごく助けてもらったのに。
好きじゃない、もっと大きくなってくれたらいいのにって思ってたのよ。
そりゃないぜセニョリータ。
違うよそりゃ。
そしてたくさん謝った。
チチ、ごめん、ごめんね。
これからどんな結果が出ても大切にする。
約束する。
ごめん。ごめんよ。

そして、処置室に入り、場所の確認のためもう一度エコーをしていたら、
先生「あれっ?形が変わるなぁ。違うね、がんじゃない、細胞も取らなくてよし。」

私、「で、でも先生、このシコリと痛いのは?」

先生「乳腺症といってホルモンバランスの関係で乳腺が腫れたり、違和感があったり痛んだりするもので病気ではないよ。これからそれとお付き合いしていく形になります。そしてきちんと定期的に検査をしましょう。」

はぁ〜〜〜、よかったぁ。でも、そうか、この違和感、痛みと一緒に過ごすのか。
うん、大丈夫。今まで頑張ってくれた分大切にする。

ということで、ひとまず事なきを得たのであります!!
それから痛みは引き、違和感はあるけどそんなに辛くない状態です。

そして、数日後旅行中、下着の枚数の問題でサイズの合わない大きめブラキャミをしていた日があった。

ふと夫の撮ってくれた写真を見たら。
あれっ、好きな服着てるのになんか違う。
チチが大きく見えるだけで、好きな服のラインじゃない。。。
この、小さなチチが自分が好きな服のラインを作ってくれてたんだ!!
えっ、じゃあ私、自分のチチ好きだったんじゃ!!
ふぇーーー、おどろきもものき!!

もう私はこれから好きじゃないとかもっともっととか、チチに思うことはないだろうな。

このままでいいよ、大切にするんだ。
ステキな心地のいい下着を買って、一緒に過ごすんだ。

これからもよろしくね、私のチチ。

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