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#1) タスクシュートが変えるもの

あなたは毎日満足して一日を終えられていますか?

一日の仕事を終えて帰るとき。
お風呂でゆっくり湯船につかっているとき。
暖かい布団にもぐりこんで部屋の電気を消したとき。

ああ、今日も一日やりきったなぁ。
やらなきゃいけないことも、やりたいことも一通り全部できたし、一日頑張った。
明日も楽しみだ。

そんなふうに、一日の終わりをスッキリと満足した気分で過ごせてますでしょうか?

自信を持って「もちろん!」と言い切れる人ってそう多くないと思うんです。
正直言って、僕もそうです。

毎日毎日さばききれないほどの大量の仕事があるし、副業の仕事もやらないといけないし、勉強もしなきゃだし、趣味もやりたいことがたくさん、やりたいゲームも読みたい本も買ったけど積んだままで手にとる暇もない。

やりたいことあったのに今日も仕事に追われて何もできなかったなぁ……
やりきれなかった仕事もまだ残ってるし……
今日一日何やってたんだろう……?
明日もまた仕事がいっぱいだなぁ……嫌になっちゃうなぁ……

なんて思う日々です。

でもね、最近ときどきですけど、今日はやりたかったことをほとんど全部できたぞ! という日ができてきたんです。
そんなふうに思えた日ってめっちゃ気持ちいいんですね。
時間やタスクを自分でコントロールできている感覚ってとても大事で、コントロール不能になっている感覚に陥るとストレスも溜まるし、焦るし、失敗するし、疲労で頭は働かないし、自己肯定感も下がるしでいいことが何もありません。

最近になって少しだけこのコントロールできてる感覚を得られるようになったのはなぜかというと、タスクシュートを取り入れたから。
タスクシュートはいわゆる時間管理術、タスク管理術なんですが、GTDなどのタスク管理と大きく違うのはまず「時間がない」という意識から「時間はある」という意識に変えていこうというところです。

GTDは頭の中にあるタスクをすべて洗い出して、やるべきタスクをリスト化して、それを時間を消費してタスクを実行し、終わったものを消していく方法です。
一日で使える時間を使い切ったときに、タスクリストがすべて消えているのが理想で、残っていたらそれはやりきれなかったタスクとして翌日以降に回されることになるわけです。
そうすると24時間という限られた時間をいかに効率的に使ってどれだけのタスクを消化できたかというのが評価基準になってしまい、リスト化したタスクを消化しきるにはどうしても時間が足りない、「時間がない」のでなんとかして時間を捻出しなければという思考になりがちです。
しかも、タスクは消えていくので1日の最後に「何も残らない」のです。

タスクシュートではその考えを逆転させて、「時間を消費して消化する」のではなく、「時間を使って生産する」と考えます。
タスクシュートではタスクを実行したら開始時間と終了時間を記録してログに残します。
その日にやったことのログがリストとして見えるわけです。
一日の終わりにタスクがリストから全部消えるのとちょうど逆になりますね。

一日の最後にリストを見直したときに「やりきれなかったタスクがまだ残ってる」と思うか、「今日はこれだけのことをやった」と思うか。
やってみるとわかりますが、この違いは天と地ほど違います。

タスクシュートでも一日の始めにプランを作って一日にやるタスクを並べます。
朝に計画したプラン通りに過ごせているかというと、まだまだうまくいかない日の方が多いくらいなのですが、それでも今日もこれだけできたという、できなかったことよりできたことに満足できるようになってきました。
これをこのまま積み重ねて1ヶ月後、半年後、一年後どうなっているだろう? と収穫のときが楽しみにもなってくるから不思議です。

タスクシュートの体験談を読むと「人生が変わった」と言う人が多くて、人生は大袈裟でしょう? と思うじゃないですか?
僕も正直そう思っていたひとりです。
でも、方法を変えると行動が変わり、行動を変えると考え方が変わり、考え方を変えると人生が変わるんです。
タスクシュートは単なる時間術やタスク管理術ではなく、パラダイムシフトと捉えてみる。
そうしたら、もしかして本当に人生変わるんじゃないか。

そう期待させてくれるのがタスクシュートです。


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