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富士クリテリウムチャンピオンシップ

■富士クリテリウムチャンピオンシップ 決勝
会場:富士市役所前富士市道臨港富士線(通称:青葉通り)
開催日:3月3日(日)
コース: 1.8km×30周=54km
出走者:吉岡直哉、宇賀隆貴、小泉響貴

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さいたま佐渡サンブレイブにとっての開幕戦「富士クリテリウムチャンピオンシップ」が行われた。同レースは予選・決勝の2日間にわたって実施。予選では出場者が3つのグループに分けられ、各組上位25名が決勝、26位~45位が交流戦へと進む。

予選2組目

サンブレイブは予選2組に振り分けられ、小泉が19位、宇賀が21位、吉岡が22位で決勝へ、白尾雄大が29位で交流戦に進み、鈴木道也はDNFとなった。


決勝は、1周1.8km×30=54kmの道のり。スタート直後に登場する180度コーナーをクリアした後、ほぼストレートの道を進み、再び180度コーナーをまわってフィニッシュラインを目指す。大方の予想は集団スプリント。最終コーナーからフィニッシュラインまではやや距離があるものの、そこでの立ち回りも非常に重要となる。

決勝スタート

レースはスタート直後から各選手によるアタックが繰り返されるが、どれも決定的なものにはならず集団は一つのまま進んでいく。

レースが動いたのは残り23周、愛三工業レーシングチームや宇都宮ブリッツェン、シマノレーシングなどが入る7人の逃げが形成される。しかし、この頃、サンブレイブに予期せぬ出来事が発生。キャプテンの吉岡が機材トラブルによりレースをおりた。レース前、「チームとして初戦ということで不安な部分はある。ただ、昨年、明治大学から出場した小泉が2位に入ったので今年はチームとして優勝を目指していきたい」と同レースへの想いを語っていたが、無念のDNFとなった。しかし、勝負はまだ終わっていない。数的不利になったものの、宇賀と小泉はメイン集団で冷静に走行する。

逃げる宇賀選手

残り18周、メイン集団から複数名の選手がブリッジに成功。宇賀もこれに加わり、16人の先頭集団が形成される。サンブレイブの選手として初のレース、ロードのオフシーズンはシクロクロスにも出場していた宇賀が早速仕事をする。

レースが進むごとに集団の緊張感は増す。優勝候補のチームブリヂストンサイクイリングが隊列を組み積極的にペースアップ、一方の逃げ集団もこの動きを嫌いペースアップを図る。それにより逃げ、メインともに遅れる選手もみられ、人数が絞られてきた。宇賀もメイン集団に戻り、小泉をそばでアシストにする。

ブリヂストンは依然としてペースアップ、残り3周になる頃、ついにメイン集団が逃げ集団を飲み込む。こうなればスプリント勝負だ。集団に戻った宇賀は、小泉のアシストとして最後まで仕事をする。残り1周、鐘が鳴ると同時にレバンテフジ静岡の高梨万里王がアタックしそのまま単独で走行する。だが、それを許さなかったのがチームで動くブリヂストン。さらにペースアップをし、人数を揃えた状態で最後のコーナーをクリアする。

集団をコントロールするチームブリヂストン

しかし、勝負はこれで決まらなかった。残り約200メートル、各チームがスプリントを開始する中、力強いスプリントをみせたのが、シマノレーシングの寺田吉騎。早めの仕掛けとなったが、他を寄せ付けずトップでフィニッシュラインを通過した。小泉も後方でスプリントをしたものの、結果は13位となった。

サンブレイブにとっての今シーズン初戦。理想の結果とはならなかったが、限られた人数でそれぞれが仕事を果たしたレースとなった。

スプリントする小泉選手

小泉響貴選手コメント
「最後はスプリントになると思ったので、位置取りを考えながら脚をためて走っていたが、なかなかトップチームのトレインに入れてもらえず後ろに下がってしまった。宇賀選手がつかまるタイミングで、リードアウトのために前に連れて行ってもらったが、自分の位置取りが上手くいかず最終コーナーでは埋もれてしまった。直線に入ったところでもがいたけれども全く届かず、悔しい気持ちでいっぱい」

■リザルト
1位 寺田吉騎(シマノレーシング)1:18:24
2位 岡本隼(愛三工業レーシング)+0:00
3位 窪木一茂(ブリヂストンサイクリング)+0:01
13位 小泉響貴(さいたま佐渡サンブレイブ)+0:03
53位 宇賀隆貴(さいたま佐渡サンブレイブ)+1:36

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