【開発秘話】抗ウイルスマスク『マモルーノ』を作ったきっかけは注射が痛かったから。

noteの初投稿になります。どうぞよろしくお願いします。
このnoteでは砂山靴下のちょっとしたコト・商品の開発秘話
商品の使い方・おもしろ小噺等ゆるーくお話が出来たらと思います。
ご覧いただいている方もゆるっと、なまあたたかく読んで下さいね。

開発のきっかけは2018年12月

改めまして砂山靴下企画のTです。
今回は抗ウイルスマスク『マモルーノ』という商品が
生まれるまでの開発秘話をお話ししたいと思います。

開発のきっかけは2018年12月、Tの長女が中学３年の時です。
長女が高校受験を控え、受験の時にインフルエンザになっては大変だ！
ということでこの年は家族全員インフルエンザの注射を
打つことになりました。

砂山靴下の加入している健康保険組合が契約した医療機関であれば
予防注射接種の際に補助が入るということで自宅から近くにある
初めて行くクリニックを予約し接種することとなりました。

初めての筋肉注射を体験

インフルエンザ予約日当日、Tと長女・長男の3人で
予約したクリニックに向かいました。

ここからは当日のクリニックで起きたことを
思い出して書きますがハッキリとは覚えていないので
間違えている情報があったらごめんなさい。
先に謝っておきます。

クリニックに着くとワクチン接種についての説明がありました。
確か「インフルエンザワクチンの注射は皮下注射で2回接種しなければ
いけないが欧米では筋肉注射が主流で、筋肉注射だと1回で良いので
当院では筋肉注射にしています。」とかの説明があり
よく分かっていなかったので「あー、はいはい」とか適当に相槌を打って
初めての筋肉注射を打ってもらいました。

もともと注射が苦手で「嫌だなぁ」と思っていましたが
その時に感じたことは
「あれ？筋肉注射全く痛くない！ってかいつ打ったの？もう終わり？」
打った時の痛みをほとんど感じず
「これから注射を打つ時はすべて筋肉注射でお願いします。」
と思う程でした。
苦手な注射も終わり「注射が痛くなくてラッキー」と嬉々として帰宅。
がしかしそんな気分を壊すかのようにこの後、接種した腕に異変が
起こるのです…

腕が痛い。とにかく痛い…

注射を終えて帰宅し、数時間経過した時…
注射を打った左肩に違和感を感じました。
「ん？ちょっと痛い？」
ただその時は本当に少しの痛みだったので気にせずに
夜を迎え眠り翌日の朝、左肩の異変に気付き目覚めました。
「ん？左肩がとても痛い、というか肩が重い…筋肉痛の凄い
　バージョンみたいな感じだ…」

このnoteをご覧のほとんどの方は新型コロナウイルスの
ワクチン接種をされていると思います。
ワクチン接種後、接種部分がとても痛くなかったですか？
腕が重く感じませんでしたか？
私はお医者さんではないので合っているかどうかは分かりませんが
コロナワクチン接種の時もその時のインフルエンザ筋肉注射と
同じ感じを経験したので
恐らくコロナワクチンで接種部分が痛いのではなく
筋肉注射自体が痛みの原因だと私は思っています。
（あくまで個人的感想です。）
（その他の副反応についてはワクチンの影響もあると思います…）

この肩の痛みは３日間位続き、とても不快な鈍痛であったため
接種後すぐは
「これから注射を打つ時は筋肉注射でお願いします。」
なんて思っていましたが、この鈍痛を経験してからは

「やはり注射恐るべし。出来ればもう打ちたくない。
特に筋肉注射だけは避けたい…」

この経験からワクチン注射を打たずにインフルエンザの予防が
出来たらいいなぁ…と思うようになり
「だったら抗ウイルスマスクを作ってしまえばいいじゃん！」
と考えるようになりました。

その後、新型コロナウイルスが拡大することになるのですが
『マモルーノ』開発のスタート地点は実はコロナよりも前で
「私がインフルエンザの予防注射を打ちたくない！」
ということがきっかけで開発が始まったのです。

自分が使いたいマスクを作ろう

「インフルエンザの予防注射を打ちたくない。」
から開発が始まった抗ウイルスマスク。
抗ウイルス機能も大切なことですが個人的にマスクを着けた時の悩みは
「長時間着けると耳が痛い…」
なので開発するマスクについては

●長時間着けても耳が痛くなりにくいもの
●抗ウイルス機能があること

この２点をマストにして開発することとなりました。
それまで弊社では花粉対策マスクを作っていてそれはそれで
人気のある商品でしたが、この時、運が良かったのが
いつもお世話になっているメーカーのM社長が
「どう使えるか分からないけど、新商品として耳が痛くなりにくいマスクを試しに作ってみたけど花粉対策用に試してみますか？」
とサンプルを持ってきてくれました。
早速このマスクを着けてみると
「うん。耳掛けひもが幅広でやわらかい。確かに耳が痛くなりにくい。」
ということでマスクの形状は意外と簡単に決定しました。

製品化までの苦悩…

それから開発に１年くらいを経過した抗ウイルスマスクですが
完成まであと少しの所で皆様ご存じの新型コロナウイルスの
蔓延が始まります。
深刻なマスク不足を引き起こしている時に思ったのが
「今開発しているマスクが新型コロナウイルス予防に
少しでもお役に立てたらなぁ…」
と考えました。
そこで機能性を全て見直すことにしました。

開発当初は外気面に抗ウイルス生地を使うだけでしたが
【外気面】抗ウイルス生地
【中層】浸透性の低い密度の細かい生地
【肌面】綿素材
の３層構造のマスクを試作、完成したものを公的機関にて
検査およびモニターテストをしました。

その結果ですが…
公的検査機関からきた回答は
【中層】浸透性の低い密度の細かい生地、の機能が高すぎて
「空気すらほとんど通さなく検査機器が壊れる恐れがあるため
検査できない。」
おそらく機能性は高いと思いますが呼吸もしにくいのでは…
という意見でした。

モニターテストの結果も検査機関の指摘した通りで
「通常の生活でも息苦しい」
「自転車乗っている時に使うと窒息寸前になる」
これでは製品化できない…
開発は振り出しに戻りました…

恐らく世界初？W抗菌のマスクにしてみた。

製品化が暗礁に乗り上げかけた時、素材メーカーG社から
新しい機能性繊維を開発しました。と連絡をいただきました。
聞いてみると静岡県産の茶の実油を使った抗菌生地とのことでした。
そもそもお茶の成分から出来ているので安全性も高いこと。
そういったことから「マモルーノ」の肌面素材は
静岡県産茶の実油由来で綿素材抗菌生地を採用することにしました。

現在、静岡県の茶畑を管理している方も高齢化が進み
放棄畑も増えているようです。
茶畑は適切に管理すれば茶の実は出来にくいらしいですが
放棄畑は荒れやすく、結果としてあまり使うことのない茶の実が
たくさん出来てしまうとのことでした。
不要になっている茶の実を買い取る
↓
その費用を放棄畑の管理に充てる
↓
結果として茶畑が生き返る
↓
生産農家さんの生活にも役立つ
というサステナブルな部分でも魅力的な素材を採用することにしました。

外気面は抗菌・帯電防止・抗ウイルス・消臭効果が期待されている
ハイブリッド触媒『TioTioプレミアム』を使った加工生地を使用。

恐らく世界で初めての肌面と外気面で異なる抗菌機能を持った
抗ウイルスマスクが完成しました。

「産みの苦しみ」であるネーミング

商品開発で一番苦労する部分。
企画の方によってそれぞれ苦労するポイントはあると思いますが
私は一番ネーミングにこだわっていて一番悩む部分です。
ネーミングについては、そのうちまたnoteに書こうと思っていますが
今回の抗ウイルスマスクのネーミングも悩みました。

私は商品のネーミングは我が子に名付けるのと同じ位重いモノ…
その子（商品）がどうなるかもネーミングに掛かっていると考えています。
このマスクも案として
●マモリーナ●マモール●マモリーノ●ウイルスブロックなど色々案を
ノートに書いていきます。ひとつの商品でだいたい100個位はいつも
ネーミング案を出すでしょうか？

このマスクは抗ウイルスマスク『マモール（仮）』で一旦決定して
パッケージ作成やLP作成・マーケティングを始めるのですが
事前に重要なことで商標確認があります。
今回『マモール』は商標の部分で少し気になる部分があるとのことで
特許事務所の先生にアドバイスをいただき最終的に
『マモルーノ』という名前に決定しました。

2018年の12月から商品開発が始まった抗ウイルスマスク『マモルーノ』
完成まで実に２年9か月も掛かって生まれた商品です。

そんな開発者の想いが詰まったマモルーノは
こちらから
お買い求めいただけます。

LPや商品説明で書かない部分を伝えたい。

ひとつの商品が生まれるまでには、全ての商品にストーリーがあります。
それは商品説明やLP（ランディングページ）には書かれないことも
多いです。
このnoteではそんな商品開発の裏話を今後も少しずつお話しできたらと
思っています。

今だからおすすめしたい！

最後に今年(2021年)の冬はインフルエンザの流行が予想されている
そうです。
しかし今年はインフルエンザのワクチンの流通量が少なくワクチンを
打てない方も多いそうです。

インフルエンザワクチンの注射って1回3,000～4,000円して
それを2回打たなければいけないそうです。

ということは合計で約8,000円払い
その上、注射で痛い思いをしなければいけない…
しかも今年は流通量が少ないので打てないかもしれない。
であれば税込み1,980円で買えるマモルーノで抗ウイルス対策しませんか？

１回買うと１シーズン使えますし
（洗い替え用に２枚を交互に使うのをおススメします。）
長時間着けても耳が痛くなりにくい！
注射の痛さを回避することが出来る！
【これって嬉しくないですか？】

（あくまで開発者の個人的な見解です。会社の見解ではありません。）

（またワクチン接種は大事なことですので打てる方は打った方が良いと
思います。）

是非このnoteをお読みの方にお試しいただきたい商品ですのでどうぞ
よろしくお願いします。

最後にウイルス対策で一番重要なことですが
『うがい』
『手洗い』
やはり基本が大切だということですね…

初めてのnote長文になってしまいました…

このnoteをご覧の皆様が素敵な毎日をお過ごしいただけるように。
それではまた！