見出し画像

検査抑制論者曰く…

PCR検査抑制論者が言いがちな詭弁をTwitterにまとめたら反響があったので、noteにも書いておく。

検査抑制論者は「PCR検査を増やしても、陰性者が免罪符を得て自由に歩き回り感染を広げる」とかいうけど、実際は「検査も受けない人が自由に歩き回り感染を広げる」から市中感染も増えていき、一向に収束しない。陽性者が歩き回るのを少しでも減らした方が、感染確率が減っていくのは当たり前だよね。

検査抑制論者は「PCR検査は陰性でも陰性証明にはならない」とかいうけど、PCR検査は特異度も感度も高いので「精度の高いPCR検査で陰性だった」証明にはなるから、日本でも世界でも陰性証明に使われている。偽陰性もあるけど陰性的中率も高く、検査しないよりはマシである。

検査抑制論者は「PCR検査が陰性でも翌日陽性になるかもしれない」とかいうけど、日本の感染者数を見る限り、陰性者が翌日に陽性になる確率は高くない。しかし「PCR検査で陽性になる人」を市中に野放しにしていたら翌日陽性になる人もどんどん増えていく。それが心配ならば陽性者を見つけた方がいい。

検査抑制論者の笑える詭弁の数々はこちらにも纏めた。未だに検査抑制論者の人は周りを見回したらわかると思うけど殆どの人が撤退を始めていますよ。見えないウイルスと向き合う上で少しでも精度の高い検査を早く得たいと思ってる前線の医療者を背中から撃つ真似は止めなさい

検査抑制論者は「大量検査した欧米でも感染者も死者も多いから検査隔離は無意味」というが、そもそも感染者が増えれば増えるほど検査が追いつかなくなるので「感染蔓延すれば死者も増えるし大量検査でも間に合わない」だけだ。収束国は遥かに少ない検査数で抑え込みできてる。

検査抑制論者は「検査増やすと検査する人手が足りなくなって他の病気の検査が遅れる」というが、検査を絞っても市中の感染連鎖は拡大を続けるからますます検査する人手は足りなくなるし、他の病気の検査もなおさら遅れていく。なぜなら人手や検査資材は指数関数的には増えないが、感染者は増えるから。

検査抑制論者は「誰もが陽性かもしれないという自覚を持って不必要な外出を自粛すればよい」というが、それだと経済が壊滅していく。なぜなら過去の経済は不必要な外出も含めて成り立っていたものだし人口の殆どは非感染者だから経済を回す人がいなくなるため。感染者を見つけて経済を回すほうがいい。

検査抑制論者は「収束国はずっとロックダウンや鎖国を続けなければならない」というが、ずっとロックダウンを続けている収束国などないし、収束国同士では旅行も緩和されつつある。大規模で密なフェス等もやってたりする。むしろ蔓延国の方がロックダウンせざるを得なくなる。

検査抑制論者は「自分は検査抑制論者ではない、必要な検査は必要だと言っていた」というが、日本が世界的に圧倒的に少ない検査しかやってなかったことを知らなかったか敢えて無視して、検査拡充ではなく検査抑制につながる言説を撒いていたなら言い逃れようもなく抑制論者だ。

検査抑制論者は「検査で収束するには国民全員に毎日検査が必要」と言うが、国民全員に毎日全員検査して収束した国などないのだから、なんでそれが必要だと思ったのか完全に謎だし、収束国の陽性者あたりの検査数は軒並み日本よりは多いのだから、拡充が必要なのは変わらない。

検査抑制論者は「安心のためだけの検査には意味がない」と言ったりするが、そもそもPCR検査は精度が高いのだから「安心のためだけ」にはならないし、なぜ安心できるかといえば、感染者は陽性になる率が高いし非感染者は陰性になる率が高いからだ。なんで安心のためだけの検査だと思ったのか謎すぎる。

検査抑制論者は「広範囲の無症状者に検査すると偽陽性偽陰性が問題になる」というが、中国青島では5日で1千万人以上の検査をして12人程しか陽性者が出なかった。偽陽性率は0.00012%程で実質的に問題にならないし、偽陰性も感染蔓延するほど増えるので、陽性者だけでも拾った方がマシなのは変わらない。

検査抑制論者は「検査陰性でも偽陰性の可能性があるから安心はできない」というが、検査さえすれば感染力が強い人は陽性になりやすく感染予防策も取りやすくなるので意味もあるし、陰性の方が安心できるのは当たり前だ。そもそも高精度なPCR検査をやらない方が安心できるわけもないので、な理屈だ。

検査抑制論者は「検査に頼らず誰もが陽性であると考えて行動すべき」というが、陽性者をどう扱うかを知っていれば出てこない妄言である。接触時はN95マスクやPPEを使い、常時換気してHEPAフィルターで空気清浄し、頻繁に手指消毒もする。全国民がそれをすれば収束するかもしれないが、経済も壊滅する。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?