日本が何度も緊急事態宣言を出す理由
また緊急事態宣言が出るけれど、どうしてこうなったかというと、感染者を減らす有効な作戦が取れてなかったからだ。新型コロナは感染者と非感染者の接触で増えるから感染者を特定すればするほど非感染者を巻き込まずに済む。それが間に合わないなら無差別に接触を減らす緊急事態をせざるを得なくなる。
— suna (@sunasaji) January 5, 2021
また緊急事態宣言が出るけれど、どうしてこうなったかというと、感染者を減らす有効な作戦が取れてなかったからだ。新型コロナは感染者と非感染者の接触で増えるから感染者を特定すればするほど非感染者を巻き込まずに済む。それが間に合わないなら無差別に接触を減らす緊急事態をせざるを得なくなる。
中国をはじめとする収束国は、陽性者数に対して十分多くの検査をやっているから、どの場所のリスクが高いかを詳細に把握できるため、範囲や期間を絞ってきめ細かい行動制限で制圧が維持できる。日本は検査抑制論のためにそれができなかったから余計な人や地域が巻き込まれる。
中国ではPCR検査も1800円程度でできるようになっていてバンバン回している。スマホアプリで感染リスクを赤黄緑で管理できる。乗った電車の車両や居住地区ごとのリスクも把握できて、どこかでアウトブレイクが起きたとしても全国一律の緊急事態宣言みたいなアホなことはしなくて済むようになっている。
— suna (@sunasaji) July 3, 2020
要するに、事前確率が低いうちにわずかなリスクを拾って絞り込めた国の方が、事前確率を口実に検査を絞りに絞った国よりも、巻き添えになる人も経済もわずかで済むという話だ。また緊急事態宣言が出れば、つぶれる店も経済困窮者も増えるだろうけど、恨むなら検査抑制論者を恨むしかない。
そして制圧できた国は、一旦感染者が減っても検査の手を緩めず、むしろその時期に検査を充実させたりして徹底した洗い出しをやる。中国、台湾、オーストラリア、ニュージーランドなどはそれをやっている。出口戦略としても検査徹底は重要だということ。これをやらなければ日本は何度も緊急事態になる。
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