伝わることと響くこと

何か良いことを書きたいとか、たくさんの人に読んでもらいたいとか、そういうことを考えていると文章なんてまるで書けないことに今更ながら気がつきました。だからはじめのうちは好き勝手書くことにします。

文章を書くということ自体が久しぶりすぎるんですよね。まずはリハビリだと思って好きなことを好きなように好きなときに書いていきます。

「伝えること」それ自体も簡単なことではありません。こちらの考えていることを、相手にも同じように理解してもらうことは意外と難しいものです。

例えば、「ミカンが好きです」と伝え、相手にも「この人はミカンが好きなんだ」と伝わったとします。ですが、私と相手の考える「ミカン」は同じでしょうか。酸っぱいミカン、甘いミカン、大きいミカン、小さいミカン、黄色いミカン、青いミカン、缶詰のミカン。もしかしたらミカンは果物としてではなく、植物としてミカンの木が好きなのかもしれません。ミカンといってもさまざまです。このようにミカンひとつとってもこの有様なのだから、他のことであればなおさらです。


だけど、もっと難しいのは相手の心に「響くこと」だと思います。学校の授業や会社のプレゼンで、理解をしてもらうことはできても、相手を突き動かすような衝動を与えることはとても難しいです。ミカンの魅力を伝え相手にミカンを好きになってもらう。今すぐミカンを食べたくなるように響かせる。それには技術も語彙も気力も必要です。

少しでも相手に響く文章だったり、言葉だったり、話し方ができるように勉強中です。このnoteはその練習です。だからやはり、はじめは他愛もない日常だったり、日々思うことだったりを文章にすることから始めます。その後に少しでも有益な情報が流せるように。


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