左利き解放宣言
世の中の左利きの人々よ。立ち上がる時は来た。
最近、性差や障がいを持つ人への差別が解消されつつある。しかし、ひとつ見逃していないだろうか。
それは左利きである。
日本において、左利きの割合は1割だという。しかし、左利きの不便は一向に解消されない。
例えば左手で包丁を使ったとき、切れなくて、つらい経験をした左利きは多いのではないだろうか。
例えばスープなどをよそうときのレードル。右利きの人間がよそいやすいように、先のとがった部分が一方のみに付いていないだろうか。
例えば自動改札のタッチ部分。右側にのみ、付いていないだろうか。そして、左利きの人間が左側からタッチする手を入れたとき、横入りと勘違いされ、舌打ちをされたことはないだろうか。
学生時代、左手に箸を持って食べていたとき、右利きのクラスメイトと肘がぶつかり、こう言われたことがある。「だから左利きは嫌いなんだ」。
他方、左利きの不便さをこぼしたとき、言われたことがある。「えー、左利きって才能有るって感じじゃん。うらやましいよ。左手の方がいいじゃん」。
ここに私は宣言する。
さまざまな権利が認められる今、左利きの権利を主張しよう。
包丁は左でも切れるように。
レードルは左利き用も。
自動改札は左利き用も。
左利きは才能ではない。左利きを特別視させない。
don't left lefty !
※エイプリルフールのジョーク記事です。あしからず。
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