つれづれ短歌など

推敲中短歌

降りたった曇った無人駅の端
メーテルでありカンパネルラになり

俗という深さが違うひとたちの
「最果」の意味のさらにその果て


お題「空港」

そういえば空港線を乗り継いで
毎朝逃げようとしている(メトロ)

ひしめいたメジロ達のまま 空港へ
飛び立つ鎖は違うとはいえ

お題「自由」

傍に犬や妻や夫じゃなくて
わたしパンとビール連れてます

左様です。ごもっともです。はいはい。と
昼休憩に夕餉の香箱座り

皆かたちや重さの違うもの持ちつ
朝の横断歩道に放たれる

腹の上の猫にやんわり熱を与えるためだけにいきてる


※2.3年、もしかしたらコロナ禍前からスマホのメモ帳にあった歌です。
 推敲を充分してないんですが、ふと思いついてnoteに残しておくかな、と。















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