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在宅勤務するかどうか、社員自身で決められるとよりハッピーだよなと思った

2020 年 7 月から note 株式会社で新たな出社制度「フレキシブル出社制度」がスタートするそうです。

ざっくり言うと「基本在宅だけど、いつ出社するかは自分で決めていいよ」という制度です(端折ってるので上の記事を読んでみてください)。

上の記事の中で、導入の背景をこんなふうに説明しています。

コロナ禍を通じて、リーダーシップを発揮しながらクリエイティブな仕事ができる社員であれば勤務スタイルは自由でよいと再認識できる機会となりました。
さらに従業員が働きやすく、かつ優秀な人材の採用を加速できるよう、期限を設けずに勤務スタイルを選択できるように制度を変更いたします。

これを読んで、素直に「え、めっちゃ良いじゃん!」と思いました。いや、ほんとその一言に尽きるんですが、それだと Twitter に書けば済む話になっちゃうので、どういうところが「良いじゃん!」なのかを一社員としての視点から少し詳しく書いてみます。

そもそも勤務スタイルってひとつじゃないよな

従業員がもつ勤務スタイルの幅って超ざっくり表すとこんな感じになるんじゃないでしょうか。

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完全在宅勤務がよい社員もいれば、毎日出社したい(もしくはしなければいけない)社員もいるかもしれません。一方で、実際はこんなケースの方が多いかもしれません。

・基本は在宅勤務がよいけど、週に 1 ~ 2 回は出社してその場で相談して決裁通したいときがある。
・基本は出社するけど、週に 1 ~ 2 回は在宅勤務で済むときがある。
・急に体調崩した家族メンバーの面倒をみないといけないときがある。

こう適当にシミュレーションしてみても、0 か 1 かではなくその間に細かいパターンがいくつも存在していることが想像できそうです。

在宅勤務、物理出社どちらもメリットあるよな

このコロナ禍の中で在宅勤務に移行している会社もあると思います。数ヶ月経験してみるとメリットも分かってきますし、物理出社と相対的に比較ができるようになります。ここでパッと思いつく限りのメリットをそれぞれあげてみましょう。

従業員にとっての在宅勤務のメリット
・通勤時間が減って可処分時間が増える
・ミーティングする場所に困らなくなる
・オンラインで済むタスク、済まないタスクが分かる
・遠くに住む人、在宅の方が都合が良い人とも一緒に働ける
従業員にとっての物理出社のメリット
・その場で相談して決裁とれる
・仕事で絡まない人ともランダムに話せる
・家より整った環境で仕事できる

会社側から見たメリットとか、ヒト・モノ・カネの流れから見たメリットとかでみるともうちょい違うことが分かるかもしれませんが、従業員の視点に立つとこんなところだと思います。

どちらか一方がよいわけではなく、どちらもよさそう。このあたり、わりと感覚的に理解しやすいんではないでしょうか。

どう働くかお任せする方がハッピーなんだろうな

「在宅勤務は週に 1 回までね」とか「完全フルリモートに移行するね」みたいにカチッと指定するスタイルでも全然よいと思います。会社それぞれの状況もあると思うので。むしろ「自分で選んで」の方が「んーどうしようかな。どうする?」と判断に困って現場が混乱する場合もあるかもしれません。

ただ、先に挙げたように、

・そもそも勤務スタイルってひとつじゃないよな
・在宅勤務、物理出社どちらもメリットあるよな

って点を踏まえると、シーンに合わせてよりよい勤務スタイルを自ら選択できる方がニーズに応えやすいのかなと。いろんなニーズに応えられれば、より多くの人がハッピーになります(たぶん)。

…と、上記にあげたようなことを色々考えてみた結果、「え、めっちゃ良いじゃん!」と思ったのでした。言葉にできてスッキリ。

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以上、note 社の新しい出社制度についての個人的な所感でした。もちろんサンプル数 n = 1 のデータでしかないですし、いろんな解釈の仕方はあるかもしれませんが、ポジティブにとらえて楽しく活用していきたいなと思いました。