2回目の体外受精-7週3日でまさかの稽留流産。自然排出か?手術するか?

※この記事は私の稽留流産体験記になります。流産について見たくない方は閲覧にご注意ください。


流産を告げられたその日、再度クリニックへ

前回の続きです。
2回めの心拍確認で流産を告げられそのまま仕事へ。いろいろ不安になり、夕方再度クリニックへ向かいました。

帰宅ラッシュの電車に乗りながら

(あぁ、希望を持って通ってたクリニックなのに、流産手術について聞くために行くことになるとはなぁ…)

と虚しくなりました。

「じゃあ手術にしますか?」

流産手術についてスマホ検索すると、掻爬手術で子宮か傷つくリスクがあると出ていたりいろいろ不安だったので、せっかく行くならちゃんと確認しようとクリニックで聞きたいことをメモっていました。

私が不安になり事前に受付に電話したことが伝わっていたのか、診察室に入ると院長の診察でした。

開口一番、

院長「・・・・。じゃあ、手術しますか?」

私「あの、手術と自然排出とどう違うんですか?身体への負担とか」

院長「そりゃ、手術するわけなので麻酔もありますし手術のほうが負担ありますよ」

私「明日も出張だし、来週も泊まりで出張があるんです」

院長「じゃあ、手術にしましょう。早くしたいんだったら明日にでも病院行ってもらいたいですけどね。本当は。うちではやってないので◯◯クリニックに紹介状出しますから」

私「あの、、手術について、確認したいこととか」

院長「あ、後ほど説明します。(俺じゃなく、看護師が)」

といってものの1分くらいで診察を打ち切られました。

流産手術は不妊専門クリニックではやってくれないようです。
そして、自分の病院のタスクではないし、患者が流産しようが不妊専門クリニックの医者にとってはどうでもいいことなんですね。


まさかの廊下で流産手術の説明

受付でしばらく待っていると、看護師さんから名前を呼ばれて紹介状の封書を渡されました。そしてそのまま多くの人が待っている受付の廊下でいろいろ説明が開始。

早く手術したい場合、紹介先のクリニックに電話して朝早めに行ったほうがいいこと、夫婦の同意書記入が必要だから夫同伴でクリニックにいったほうがスムーズでいいこと…。

プライバシーや患者の心境への配慮はゼロでした。
こんな沢山の人がいる前でお見舞いの言葉言われてもよぉ。

ますますクリニックへの不信感が募ります。


流産手術は別のクリニックへ異動

クリニックの対応に不満を抱えながら、紹介状の料金3000円を支払い、帰る道で流産手術をしてくれるクリニックへ電話しました。

今日は金曜日で明日は仕事で行くことができないが、来週末も泊まりで仕事のためなるべく早く流産手術をしたいことを受付に告げると、

「院長が診察してみないと、いつ手術できるかわからないので、早く手術がご希望できたら、月曜日の朝なるべく早くにクリニックに来てください」

と言われました。

ひとまず、流産手術を受ける病院は決まり、環境は整いました。
なんか病院に振り回されてるなぁ。


流産した翌日、出張へ行く。

流産を告げられた日の夜、旦那とは

「残念だったね」
「でももう妊娠できないわけじゃないから」
「流産手術した後は妊娠しやすい環境になるってネットでみた」
「まだ受精卵も残ってるしね」

みたいななるべく前向きな話をしました。

もう病院に行くまでゆっくりしたい気持ちでしたが…明日土曜は出張です。朝早く新幹線に乗って地方に行かねばなりません。
出張先で赤ちゃんが出てきちゃう可能性がゼロではないので、ネットで自然排出した方の体験記でみた、用意したらよいモノを出張かばんにパッキングしました。

生理用ショーツ(着用)
夜用ナプキン
ゴミ袋(流血した時用)
着替えのパンツ・ズボン(流血したときの着替え用)
ゴム手袋(出てきた赤ちゃんを拾う用)
ジップロック(出てきた赤ちゃんを入れておく用)

朝早いため、夜早めに寝ましたが
夜中3時30分頃に目が冷めました。

あぁ、明日出張中に自然排出したらどうしよう…。
もしそうなったらトイレに駆け込む?
他の人にどう言おう…?
いや、そんなことは起きないはず、東京に戻ってきて手術してお別れしよう…。

「流産手術 体験」「流産 自然排出」などスマホで検索しだし、夜中の3時30分に不安ループに入り込み、涙が流れてきました。



あぁ、なんでこんな事になってしまったんだろう?
20代のころはまだまだ子供いなくてもいいとか思ってたから?
30代になっても仕事優先して転職したりしてたから?
つまり、因果応報、自業自得ってこと?


そんなことを考えて結局眠れないまま朝を迎え、出張に行きました。

3連休の初日ということもあり、GOTOトラベル目的で東京駅は人がいっぱい。
新幹線も満席でした。
消えないコロナの不安と赤ちゃんがでてこないか不安を抱えながら、出張を無事こなしました。


帰りの新幹線で
「出張中に出てこないなんて空気の読める子だな、ありがとう」
とようやくホッとしました。

残りの連休2日は近ゆっくり過ごしました。


そして休み明けの11月24日火曜日、旦那と一緒にようやく流産手術のクリニックへ向かいます。

※続く

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